G-Tuneさんから販売されているGTX1650を採用したゲーミングノートPCのG-Tune P5とNEXTGEAR-NOTE i5360シリーズについて比較していきます。
- G-Tune P5(GTX1650)
- NEXTGEAR-NOTE i5360シリーズ(GTX1650)
同じGTX1650搭載のノートPCですがスペックや特徴が異なります。
特徴まとめ
NEXTGEAR-NOTE i5360シリーズ
- 第9世代インテル Core i5-9400搭載(デスクトップCPU)
- 第9世代インテル Core i7-9700搭載(デスクトップCPU)
- GeForce GTX 1650搭載
- LED バックライトキーボードを採用
NEXTGEAR-NOTE i5360シリーズの特徴はデスクトップ向けのCPUであるCore i5-9400 / Core i7-9700が搭載されている事です。
G-Tune P5
- 第9世代インテル Core i7-9750H搭載
- GeForce GTX 1650搭載
- ナローベゼルを採用
- LED バックライトキーボードを採用
G-Tune P5の特徴はCore i7-9750Hが搭載しているのでノートPCの中では性能の高いCPUが搭載されている事です。
グラフィックボードの性能は同じGTX1650搭載
実際にゲームのフレームレート計測と同じような数値の伸びになる事が多いのでグラフィックボードの性能比較、ゲーミングパフォーマンステストとして用いられるのが3DMARKのスコア比較になります。
FireStrike
GPU | 3DMARK Fire Strike(GraphicsScore) |
---|---|
GTX1660Ti(N) | |
GTX1060(N) | |
GTX1650(N) | |
GTX1050(N) | |
GeForce MX25(N) |
製品レビューで出た数値になります。NはノートPCのスコアという意味です。
3DMARK TimeSpy
GPU | 3DMARK TimeSpy(GraphicsScore) |
---|---|
GTX1660T(N) | |
GTX1070(N) | |
GTX1060(N) | |
GTX1650(N) | |
GTX1050(N) | |
GeForce MX250(N) |
製品レビューで出た数値になります。TimeSpyに関してはRTX20シリーズ、GTX16シリーズの伸びが良いです。FireStrikeと比較してTimeSpyではGTX1060とGTX1650の性能差がかなり縮まっているのが分かります。
GTX1650のベンチマークはこちらでまとめています。
VRAM容量について
GPU | RTX2060 | GTX1660Ti | GTX1650 |
---|---|---|---|
メモリ | 6GB | 6GB | 4GB |
VRAM容量に関しては同じGTX1650搭載なので4GBです。この4GBという数字に全くピンと来ない方もいるかもしれません。4GBというビデオメモリ容量は多いのか少ないのかと問われれば執筆時の最新ゲームを快適に動作させるには物足りない容量でしょう。
ゲームタイトルによっては4GBより多く消費される場合もありますし4GBでも十分足るタイトルもありますが6GBが一つのボーターだと思います。画質設定を下げたりするとVRAM消費が減る場合もあるので大丈夫なシーンも多いと思いますが、推奨スペックをチェックすると最新ゲームの場合にはビデオメモリ容量が6GB推奨、8GB推奨のタイトルもあります。
CPU性能が違う
製品名 | コア/ スレッド | ベース / TB時 | 3次キャッシュ | TDP |
---|---|---|---|---|
Core i7-9700 | 8 / 8 | 3.0GHz / 4.7GHz | 12MB | 65 W |
Core i7-9750H | 6 / 12 | 2.6GHz / 4.5GHz | 12MB | 45W |
Core i5-9400 | 6 / 6 | 2.9GHz / 4.1GHz | 9M | 65 W |
- NEXTGEAR-NOTE i5360シリーズはCore i5-9400 / Core i7-9700搭載
- G-Tune P5はCore i7-9750H搭載
NEXTGEAR-NOTE i5360シリーズはデスクトップ向けなのでCPU性能で言えばCore i7-9700がトップで次点でCore i7-9750H、Core i5-9400になります。
CPU | CINEBENCH R20 |
---|---|
Core i7-9700K | |
Core i7-9750H | |
Core i5-9400F |
製品レビューでの参考ベンチマークです。Core i7-9700はレビューしていないのでCore i7-9700Kの数値を引用。
キーボードのキー配置について
NEXTGEAR-NOTE i5360シリーズ
G-Tune P5
キー配列やキーボードの仕様も違いが見当たりません。15カラーLED、107キー、キーピッチ約18.2mm、キーストローク約1.8mmとなっています。
価格で比較
構成 | i5360BA1 | G-Tune P5 | i5360SA1 |
---|---|---|---|
CPU | Core i5-9400 | Core i7-9750H | Core i7-9700 |
GPU | GTX 1650 | GTX 1650 | GTX 1650 |
メモリ | 8GB | 16GB | 16GB |
SSD | 256GB | 256GB NVMe対応 | 512GB NVMe対応 |
HDD | なし | 1TB | なし |
価格 | 119,800円(税別) | 129,800円(税別) | 149,800円(税別) |
価格は執筆時になります。比較するとCore i5-9400を搭載したi5360BA1が最安です。ただメモリ8GBだと厳しいゲームもあるので、16GBにカスタムするとG-Tune P5と価格的にはほとんど変わらなくなります。HDD 1TBの差が出るのでコスパという意味だとG-Tune P5がおすすめです。
まとめ
執筆時時点の価格や構成内容を考慮してまとめると以下になります。
- コスパを重視したい方におすすめなのはG-Tune P5です。
- 最安を狙いたい方はi5360BA1(Core i5-9400)です。
個人的にはHDDも付いて、SSDも500GBにカスタムすれば大抵のゲームをインストールする事が出来て、ナローベゼル採用のG-Tune P5がおすすめです。コストを抑える場合にはNEXTGEAR-NOTE i5360BA1が最安モデルなのでGTX1650という事で割り切ってしまうのも手でしょう。
執筆時のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。