ドスパラから販売されているガレリア GCR1660TGF-QCとマウスコンピューターから販売されているG-Tune P5を比較していきます。
- ガレリア GCR1660TGF-QC(GTX1660Ti)
- G-Tune P5(GTX1650)
グラフィックボードの性能が違うので利用用途に合わせて選択していくのが良いでしょう。
特徴まとめ
ガレリア GCR1660TGF-QC
- 第9世代インテル Core i7-9750H搭載
- GeForce GTX 1660Ti搭載
- RGB LED バックライトキーボードを採用
- 約1.87Kg
- メモリの容量固定(16GB)
- ストレージの容量固定(512GB NVMe SSDのみ)
- リフレッシュレート144Hz
ガレリア GCR1660TGF-QCの特徴はGeForce GTX 1660Ti搭載なのに重量約1.87Kgという軽量モデル。そしてリフレッシュレート144Hz採用です。デメリットとしてはSSDの容量とメモリの容量が固定されておりこれ以上増やせない点でしょうか。
G-Tune P5
- 第9世代インテル Core i7-9750H搭載
- GeForce GTX 1650搭載
- 15カラーのLED バックライトキーボードを採用
- 約 2.3kg
- メモリは最大32GB
- ストレージはSSD 2TBまでいけます
G-Tune P5の特徴はGPUはエントリーのGTX1650ですが、Core i7-9750Hが搭載しているのでノートPCの中では性能の高いCPUが搭載されている事です。
メモリのカスタマイズやストレージのカスタマイズが柔軟に行えるのでメモリ32GBが良いという方はG-Tune P5のメリットでしょう。
人気度で比較
ガレリア GCR1660TGF-QCの人気度
執筆時人気ランキング1位はガレリアXF、2位はガレリアXTなのでデスクトップPCになります。ゲーミングノートPCとしてガレリアで一番人気はガレリア GCR1660TGF-QC。
G-Tune P5の人気度
執筆時人気ランキング1位がG-Tune P5です。
ゲーミング性能で比較
実際にゲームのフレームレート計測と同じような数値の伸びになる事が多いのでグラフィックボードの性能比較、ゲーミングパフォーマンステストとして用いられるのが3DMARKのスコアです。
更にゲームベンチマークとしてFF15とFF14でどちらも実機レビューしているので数値比較していきましょう。
FireStrike
GPU | 3DMARK Fire Strike |
---|---|
ガレリア GCR1660TGF-QC | |
G-Tune P5 |
3DMARK TimeSpy
GPU | 3DMARK TimeSpy |
---|---|
ガレリア GCR1660TGF-QC | |
G-Tune P5 |
ファイナルファンタジー XV
GPU | FF15高品質 |
---|---|
ガレリア GCR1660TGF-QC | |
G-Tune P5 |
ファイナルファンタジー XIV 漆黒のヴィランズ
GPU | FF14最高品質 |
---|---|
ガレリア GCR1660TGF-QC | |
G-Tune P5 |
性能はこの通りの差があります。軽めなゲームではG-Tune P5でも大丈夫ですが、重量級のゲームでは物足りなさを感じます。
FF15のベンチマークは重いのですがスコアは6,000で快適評価になります。
VRAM容量について
GPU | RTX2060 | GTX1660Ti | GTX1650 |
---|---|---|---|
メモリ | 6GB | 6GB | 4GB |
VRAM容量に関してはGTX1650は4GBです。4GBというビデオメモリ容量は多いのか少ないのかと問われれば執筆時の最新ゲームを快適に動作させるには物足りない容量でしょう。
ゲームタイトルによっては4GBより多く消費される場合もありますし4GBでも十分足るタイトルもありますが6GBが一つのボーターだと思います。
なので最新ゲームをノートPCでバリバリやりたい方はガレリア GCR1660TGF-QCがおすすめです。ライトに楽しみたい方は価格の安いGTX1650でも楽しめるゲームもあります。
CPU性能について
CPU | CINEBENCH R20 |
---|---|
Core i7-9750H | |
Core i7-8709G | |
Core i5-8265U |
CGレンダリング性能を測定するベンチマークテストのCINEBENCH R20でマルチコアのスコアを比較したのが上記になります。
CPUはどちらもCore i7-9750H搭載なのでビジネス用途からゲーム用途まで幅広く対応したハイスペックモデルです。処理性能が高いので作業時にもたつきを感じる事がありません。
※ガレリア GCR1660TGF-QCとG-Tune P5で出た数値を2で割った値になります。
キーボードのキー配置について
ガレリア GCR1660TGF-QC
G-Tune P5
大きく違うのは10キー付きか付いていないかという違いが大きいです。G-Tune P5は10キー付き、ガレリア GCR1660TGF-QCは10キーなしです。
どちらが打ちやすいかと言うと個人的にはガレリア GCR1660TGF-QCです。ただビジネス利用で計算する方やブログ書く方は10キーがあった方が数字入力する際に楽なので用途次第という感じでしょうか。
ガレリア GCR1660TGF-QCでも上から2列目に数字キーはありますので10キーなしに慣れている方は特に問題無いとも思います。
価格で比較
構成 | ガレリア GCR1660TGF-QC | G-Tune P5 |
---|---|---|
CPU | Core i7-9750H | Core i7-9750H |
GPU | GTX 1660Ti | GTX 1650 |
メモリ | 16GB | 8GB |
SSD | 512GB NVMe対応 | 256GB NVMe対応 |
価格 | 145,380 円(税別) | 119,800(税別) |
価格は執筆時になります。比較すると性能が低いので安いのはG-Tune P5です。
用途で比較
メインではなくサブとしてのノートPCを探している方なら、Core i7-9750H搭載してGTX1650を搭載したノートってかなり強力なので必要十分という方も多いと思います。
メインとなるとゲーム性能を確保したいのでガレリア GCR1660TGF-QCなのですが、母艦としての使い方になるとストレージの容量が足りないという方もいるかもしれません。
ガレリア GCR1660TGF-QCはモビリティを重視した製品だと思いますので母艦を探してる方は別の選択肢にするかデスクトップPC+ガレリア GCR1660TGF-QCならストレスの無い環境の組み合わせかなと思います。
まとめ
執筆時時点の価格や構成内容を考慮してまとめると以下になります。
- サブとして使いたい方やライトにゲームを楽しみたい方におすすめはG-Tune P5です。
- ゲームメインとしても使えるスペックを求めたい方はガレリア GCR1660TGF-QCがおすすめです。
- 持ち運びに適したノートPCを探している方はガレリア GCR1660TGF-QCがおすすめです。
個人的にはサブとして使うのかゲームをメインとして据えるのかで選び方が大きく違ってくると思います。サブならG-Tune P5は必要十分な性能を持っているように見えてきます。
ビジネス用途としてテキスト作業やオフィスを動かしたり、画像編集を軽くやったり、たまに軽めなゲームをライトに動かしたり、息抜き程度にやるなら必要十分。GPU搭載の方が利用用途が広がる、潰しがきくという点でも良いです。
ゲームがメインならG-Tune P5では性能面で物足りない感がありますのでガレリア GCR1660TGF-QCを選択すると思います。
そして持ち運びメインなら重量が軽いガレリア GCR1660TGF-QCに分があります。用途や利用シーンを想定しながら選定してみて下さい。参考になれば幸いです。
執筆時のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。
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