【G-Tune】ダブル水冷の実力とは?実機で温度を検証!

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マウスコンピューター(G-Tune)さんから「NEXTGEAR i680PA1-SMM」と「NEXTGEAR i680PA1-DL」の2機種をお借りしたのでダブル水冷の効果を検証しました。

ダブル水冷はCPUとGPUを水冷で冷やすのでCPU温度とGPU温度が通常モデルと比較すると温度が低くなるという特徴があります。

G-Tuneのダブル水冷とは?

G-Tuneが開発したのが、CPUとグラフィックスの両方を冷やす「ダブル水冷」システムです。CPUクーラーに加えて、グラフィックスカードのCPUコアから発生する熱などを、水冷ユニットの冷却液が速やかにラジエーターへと移動、またカード上の電源回路を空冷ユニットでも冷却するというハイブリット式冷却システムであり、グラフィックスを強力に冷却し、安定した性能を発揮させることができます。

引用:ゲームPC基礎講座4 ゲーミングPCは水冷にすべき?

CPUは「Central Processing Unit」の略です。GPUは「Graphics Processing Unit」の略です。

共通している要素としては両方プロセッシングユニット (processing unit)という文字が入っている事ですね。つまり両方プロセッサーなので負荷をかけると発熱が大きい傾向があるパソコンのパーツです。

この2大発熱パーツを両方冷却してくれる機構がG-Tuneのダブル水冷という訳です。特にゲーミングPCの場合には長時間ゲームをプレイする方も多いでしょう。

ゲームを長時間プレイした場合には負荷が凄くかかっている状態がCPUにもGPUにも続くのでG-Tuneのダブル水冷に興味があるという方も多いのではないでしょうか。

CPUの水冷は多いですが、GPUの水冷というのはあまり選択肢としては多くなくG-Tuneのダブル水冷は価格面でも優れている特徴があります。

空冷のクーラーとダブル水冷の違いは?

標準のCPUクーラーは空気で冷やします。ファンが回る事でヒートシンクを冷やしてCPUを冷却する機構です。GPUにはグラフィックボードにファンが取り付けられているのでそれがGPUを冷やすというのが一般的ですね。

NEXTGEAR水冷

それに対してG-Tuneのダブル水冷は背面のケースファンに当たる部分にラジエーターが搭載されていてそれがCPUとGPUを冷却する機構になっているのが特徴です。(画像はLEDファンをカスタムした特別モデルです。)

GPUに関してはそれに付け加えて通常の空冷のファンも搭載しているのでダブルで冷却している(ハイブリット式冷却システム)という機構になっているのも注目です。

G-Tuneのダブル水冷はメンテンスフリー

水冷の場合にはメンテンスが大変そうという懸念がありますね。しかしG-Tuneの水冷はメンテナンスフリーという事で安心です。

――水冷部分のメンテナンスは必要ですか?

平井氏: 必要ありません、メンテナンスフリーです。5年使っても性能が落ちて弊社の検査値を満たさなくなるようなことはない、ということを確認した上で採用しています。

引用:コネクタを繋ぐだけのCPU・GPUダブル水冷ゲーミングPCが完成

保証という部分でも通常のパソコンと同様に受けられるとの記載もあったので特に問題無いでしょう。メンテンスフリーなのは嬉しいですね。

G-Tuneのダブル水冷の効果は?

検証に当たっては以下の2台のゲーミングPCを用いた検証になっています。

NEXTGEAR i680PA1-SMM」のスペックはCore i7-8700K/GTX1080です。

NEXTGEAR i680PA1-DL」のスペックはCore i7-8700K/GTX1080Tiです。

GPUのスペックが違うのですが、水冷式ではないGPUの場合マウスコンピューター(G-Tune)のレビューをGTX1080とGTX1080Tiでしているのですがそこまでの差が無いのでこのまま検証していきます。

やっぱり気になるのは「実際にどのくらい冷却効果があるのだろう?」という点だと思います。実験してみた結果が以下になります。

3DMARKで比較

NEXTGEAR i680PA1-SMM NEXTGEAR i680PA1-DL
NEXTGEAR i680のダブル水冷の温度

アイドル時とベンチマーク実行時の温度比較になります。3DMARKのFire Strike/EXtreme/Ultraを実行した後の温度になります。

CPU温度で見ると通常モデルで一番高い数値が72℃になります。水冷の場合には68℃が最高値でした。通常のPCゲームを想定したベンチマークなので実ゲームでのプレイの場合に参考になると思います。

製品 3DMARKの負荷テストのGPU温度結果
本機(W水冷)
50℃
通常モデル
83℃

ただ、GPUの温度は50℃程度と通常のモデルと比較すると30℃近く温度差が出ているのでGPUの冷却効果を高めたい場合にはグラボの水冷という選択肢はかなりの効果が見込めると言っていいでしょう。

OCCTでのCPU温度比較

NEXTGEAR i680PA1-SMM NEXTGEAR i680PA1-DL

CPUのストレステストをチェックする事ができる「OCCT」のLINPACKをAVX有効で10分間実行した時の最大値の温度を計測して比較しました。

製品 OCCTの高負荷時のCPU温度結果
本機(W水冷)
71℃
通常モデル
80℃

結果は9℃差が出ているのでCPUに高負荷をかけるような作業をした場合には水冷の効果は実感できると思います。

CPU負荷が非常に高い用途というとゲーム配信やゲーム実況動画の作成でのエンコードなどCPU使用率が高い場合に高負荷がかかるベンチマークは参考になると思います。

実際のゲームでGPUの温度を比較

ダブル水冷(本機) 通常モデル
製品 実ゲームでのGPU温度比較
本機(W水冷)
53℃
通常モデル
83℃

Ghost Recom Wildlandsの解像度を4K(3840×2160)の最高設定の「ウルトラ」でGPU使用率が100%になっている事を確認した後に30分間放置した後の温度比較が以上になります。

3DMARKでのベンチマークの温度とほとんど変わらない結果になりましたが、やっぱりGPUの水冷の温度の効果はかなりあると感じました。

水冷だとパフォーマンスも変わる?

――結果として、空冷と比べて冷却性は良好ですか?

平井氏: 圧倒的に水冷の方がいいですね。負荷がかかった時の上がり方も、GPUは特に違います。CPUは負荷がかかった時に、間にヒートスプレッダがあるので瞬間的には上がってしまうのですが、GPUの方はより素早く冷却できます。またGPUには「GeForce Boost」のように温度に余裕があるとクロックを上げる機能があるので、水冷にするとより効果が出てきます。

――極端に言えば、水冷で冷やしただけでパワーが上がるような可能性もあるわけですか。

平井氏: ありますね。周りの温度が低く見えるので。

引用:コネクタを繋ぐだけのCPU・GPUダブル水冷ゲーミングPCが完成

PCゲーマーならこの一文にアンテナを張り巡らせない訳にはいきません。

製品 3DMARK Fire Strike Graphics Scoreでのスコア比較
本機(W水冷)
28201
通常モデル
27784

GTX1080TiはMASTERPIECE i1630PA1-SMMの実機レビューから数値を抜き出しています。

誤差の範囲と言われると誤差の範囲かもしれませんが、ダブル水冷の方がスコアが出ています。

製品 Rise of the Tomb Raiderでのスコア比較
本機(W水冷)
152
通常モデル
145

実ゲームでのベンチマークで比較してみると差があります。全体的に微妙に数値がダブル水冷の方が上でした。

製品 Ghost Recom Wildlandsでのスコア比較
本機(W水冷)
74
通常モデル
70

Ghost Recom Wildlandsの場合でも同様に全体的に微妙に数値がダブル水冷の方が上でした。

製品 FF14ベンチマーク(紅蓮の解放者)でのスコア比較
本機(W水冷)
18893
通常モデル
18119

FF14のベンチマークだと微妙に差がありますね。

製品 FF15ベンチマークでのスコア比較
本機(W水冷)
10711
通常モデル
9282

FF15のベンチマークだとかなり差があるという結果に。ここまでの差があるとちょっと誤差の範囲とは言えないかもしれません。

実際スペックが完全に同一では無いのでメモリがダブル水冷の場合には64GB(比較対象は32GB)を搭載しているのでFF14、FF15のベンチマークの場合にはそこの差が出ている可能性はあります。

しかし、少なくとも全てのベンチマーク結果でスコアが上回っているのでパフォーマンスが上がる可能性は否定できないという結果になりました。

まとめ

冷却効果を求めたいという場合にはG-Tuneのダブル水冷は実際に温度として効果がありました。特にGPUの温度の冷却効果は大きく、単体のCPUの水冷クーラーでも十分効果がありますがGPUも冷却したいと考えている方はG-Tuneのダブル水冷はおすすめです。

ダブル水冷のモデルはこちらのページでまとめられています。気になる方はチェックしてみて下さい。

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