【ドスパラ】ガレリアZTの実機レビュー(Core i7-8700K&GTX1060)
公開日: : 最終更新日:2018/04/05
ドスパラさんからガレリアZTの実機をお借りしたのでレビューしていきます。今回レビューするのはガレリアのZシリーズの中でも人気の高いガレリアZTになります。執筆時だと人気ランキング2位の人気度が非常に高いゲーミングPCになっています。
人気の高いガレリアZTの実像に今回は迫りました。なぜガレリアZTは人気なのか?どれを選んだら後で後悔しない選択になるのか?という部分で不安に思っている方は少し長い記事になってしまいましたが、最後までお付き合い頂けると幸いです。
目次 | |
---|---|
1.特徴 | 7.静音性 |
2.スペック | 8.消費電力 |
3.ゲーム性能 | 9.温度 |
4.VR性能 | 10.外観 |
5.CPU性能 | 11.搭載パーツ |
6.ストレージ | 12.まとめ |
ガレリアZTの特徴
ミドルタワー型のゲーミングPC
PCケースにはフルタワー、ミドルタワー、ミニタワーなどありますがガレリアZHにはミドルタワー型のガレリア専用のKTケースが採用されています。
黒で統一されたカラーとフロントパネルの日本刀をモチーフにしたシャープなラインが特徴的な外観を持つケースです。
内部はハイエンド構成にも対応可能で大型のGPUやサイドフロー型の空冷CPUクーラーが取り付け可能な位スペースがあります。ストレージベイは5インチ5台。3.5インチも5台積み込む事が可能です。
Zシリーズなのでデフォルトで静音パックまんぞくコースが付いてくる
ガレリアには定番のXシリーズや定番のミニタワーのMシリーズなどありますが、Zシリーズは公式サイトでも記載されていますが「ワンランク上の性能を貴方に」という事でより上質なパーツ構成になっている特徴があります。
CPUクーラーがリテール(純正)のでは無く高性能なCPUファンになっているので特にCPU負荷がかかった時の冷却性能や静音性という部分で違いが出てきます。
GTX1060搭載でコスパに優れる
PCゲームの中は重量級タイトルよりも中~軽量級のタイトルの方がタイトル数が多いので、動作タイトルが多い遊びの幅と現実的な価格を考えた時に最もスタンダードな価格・性能がGTX1060になります。
選択肢として執筆時現在はGTX1070Tiという性能面をより向上させた魅力的な選択肢や、性能にパラメーターを全振りしたハイエンドのGTX1080Tiなどがある中でどれを選んだらいいのか分からない方もいるかもしれませんが、お財布と相談して現実的な範囲でPCゲームを楽しもうと考えている方にとって依然として魅力的な選択肢であり続けるのがGTX1060です。
スペック
ガレリアZT | ||
---|---|---|
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OS | Windows10 64bit |
CPU | Core i7-8700K | |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1060(6GB) | |
メモリ | 8GB | |
ストレージ | SSD 500GB、HDD 2TB | |
電源 | 500W |
※情報は執筆時点のものになります。商品の詳細や価格については上記リンクから詳細ページにて必ずご確認下さい。
ゲーム性能をチェック
ガレリアZTのゲーム性能について
CPUに第8世代6コアCPU(Coffee Lake) のCorei7-8700K、GPUはミドルレンジ定番のGTX1060(6GB)という事でミドルレンジの超定番スペックになります。
重量級タイトルでは若干の物足りなさを感じますが、中量級タイトルではコストパフォーマンスの高さが光ります。コスパ良くゲーミングPCを選びたいという場合におすすめのスペックです。以下はベンチマーク結果になります。
ファイナルファンタジー XV《重量級》
FF15のベンチマークではスコアが12,000を超えると最高評価の非常に快適になります。現状国産ベンチマークの中でも最も重いベンチマークになります。重量級のゲームをプレイされる方はこのベンチマークを指標にゲーミングPCを選択するのがおすすめになります。
解像度 | 設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|---|
3840×2160 | 高品質 | 1962 | 動作困難 |
1920×1080 | 高品質 | 4436 | 普通 |
参考比較
製品名 | CPU | GPU | スコア |
---|---|---|---|
ガレリア AZ | Ryzen 7 1800X | GTX1080Ti | 8937 |
ガレリア ZH | Core i7-8700 | GTX 1050Ti | 2593 |
FF15のベンチマークの1920×1080(フルHD)高品質(ベンチマーク内最高設定)スコア比較になります。
ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者《中量級》
FF14の紅蓮の解放者のベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。7000を超えているので、FF14は快適にプレイ可能です。中量級のゲームのプレイを想定してゲーミングPCを選択される方はFF14のベンチマークを指標にして選択するのがおすすめです。
解像度 | 設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|---|
3840×2160 | 最高品質 | 3827 | 快適 |
1920×1080 | 最高品質 | 12343 | 非常に快適 |
参考比較
製品名 | CPU | GPU | スコア |
---|---|---|---|
ガレリア VZ-X | Core i9 7920 | GTX 1080Ti | 14314 |
ガレリアZZ | Core i7-8700K | GTX 1080Ti | 18618 |
ガレリア AZ | Ryzen 7 1800X | GTX1080Ti | 14569 |
ガレリア ZV | Core i7-8700K | GTX 1070Ti | 14855 |
ガレリア ZJ | Core i7-8700K | GTX 1060(6GB) | 12287 |
ガレリア ZH | Core i7-8700 | GTX 1050Ti | 7753 |
FF14紅蓮のベンチマークの1920×1080(フルHD)最高品質設定スコア比較になります。執筆時の現行のZJはGTX1060のVRAMが3GBですが、当時は6GBが採用されていました。そこだけ注意して下さい。
ドラゴンクエストX《軽量級》
すべての設定において最高評価の『すごく快適』評価が出ています。
解像度 | 設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|---|
3840×2160 | 最高品質 | 13266 | すごく快適 |
1920×1080 | 最高品質 | 21451 | すごく快適 |
ドラゴンズドグマオンライン《軽量級》
スコアが7000を超えると最高評価「とても快適」の評価になります。最高設定において”とても快適”の評価が出ています。
解像度 | 設定 | スコア | 評価 |
---|---|---|---|
1920×1080 | 最高品質 | 12331 | とても快適 |
モンスターハンター第三弾[大討伐]《軽量級》
モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは27660というスコアが出ています。MHFは60FPS出ずMAX30FPSのゲームなので余裕を持っても15,000を超えていれば安心してプレイ可能です。
画面サイズ | スコア |
---|---|
3840×2160 | 7910 |
2560×1440 | 16918 |
1920×1080 | 27660 |
PSO2ベンチマーク ver.4《軽量級》
公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定で55800というスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。
解像度 | 設定 | スコア |
---|---|---|
1920×1080 | 簡易設定6 | 55800 |
簡易設定5 | 89416 |
3DMARK《世界標準》
3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。
Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。
3D MARK | 項目 | スコア |
---|---|---|
Fire Strike | スコア | 11236 |
Graphics Score | 12676 | |
Physics Score | 17413 | |
Combined Score | 4713 | |
Fire Strike EXtreme | スコア | 5841 |
Graphics Score | 5998 | |
Physics Score | 17416 | |
Combined Score | 2665 | |
Fire Strike Ultra | スコア | 3058 |
Graphics Score | 2980 | |
Physics Score | 17504 | |
Combined Score | 1560 | |
Time Spy | スコア | 4385 |
Graphics Score | 4165 | |
CPU Score | 6266 |
3DMARKのベンチマークは正確性が高い方ですが個体差や環境(ドライバ等)の影響等で多少の誤差はあるのでシビアにならずに大まかな性能の比較を心がけて下さい。以下実機でFireStrikeの性能比較になります。赤字の数字と照らし合わせてみて下さい。
3DMARKのFireStrikeで比較
製品名 | CPU | GPU | スコア |
---|---|---|---|
ガレリア VZ-X | Core i9 7920 | GTX 1080Ti | 21226 |
ガレリアZZ | Core i7-8700K | GTX 1080Ti | 21972 |
ガレリア ZV | Core i7-8700K | GTX 1070Ti | 16687 |
ガレリア ZJ | Core i7-8700K | GTX 1060(6GB) | 11422 |
ガレリアXT | Core i7-7700K | GTX 1060(6GB) | 10657 |
ガレリア ZH | Core i7-8700 | GTX 1050Ti | 6752 |
3DMARKのFireStrikeのスコア比較になります。執筆時の現行のZJはGTX1060のVRAMが3GBですが、当時は6GBが採用されていました。そこだけ注意して下さい。
ゲーム内ベンチマークを計測
Rise of the Tomb Raider《中量級》
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解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|---|
3840×2160 | 最高 | 27 | |
中 | 35 | ||
最低 | 53 | ||
1920×1080 | 最高 | 73 | |
中 | 96 | ||
最低 | 135 |
中程度のゲームだとFF14などの国産オンラインゲームや数年前の重いゲームがこの位置に相当します。最高設定で60FPSを越えているので実用十分な性能を有しています。
参考比較
製品名 | CPU | GPU | FPS |
---|---|---|---|
ガレリア VZ-X | Core i9 7920 | GTX 1080Ti | 122 |
ガレリアZZ | Core i7-8700K | GTX 1080Ti | 143 |
ガレリア ZV | Core i7-8700K | GTX 1070Ti | 101 |
ガレリア ZJ | Core i7-8700K | GTX 1060(6GB) | 73 |
ガレリア ZH | Core i7-8700 | GTX 1050Ti | 43 |
中量級のゲームの場合フルHDで最高設定で60FPSを越えてくるのがGTX1060になります。タイトルが非常に多い中量級ゲームをプレイしたくてゲーミングPCの購入を求める方が多いのでコストパフォーマンスに優れるGTX1060を選ばれる方が多いのはこういう理由からです。
Ghost Recom Wildlands《重量級》
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解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|---|
3840×2160 | ウルトラ | 17 | |
高 | 28 | ||
低 | 42 | ||
1920×1080 | ウルトラ | 40 | |
高 | 69 | ||
低 | 106 |
重量級は最新の海外製の重いゲームなどが該当します。フルHDの最高設定だと60FPSには届きませんが設定を多少妥協する事で60FPSを突破する性能を持っているので価格性能比を考えるとコスパに非常に優れます。多くの方が妥協出来るポイントと価格面でのアドバンテージがあるのがGTX1060の大きな特徴です。
参考比較
製品名 | CPU | GPU | FPS |
---|---|---|---|
ガレリア VZ-X | Core i9 7920 | GTX 1080Ti | 69 |
ガレリアZZ | Core i7-8700K | GTX 1080Ti | 70 |
ガレリア ZV | Core i7-8700K | GTX 1070Ti | 52 |
ガレリア ZJ | Core i7-8700K | GTX 1060(6GB) | 39 |
ガレリア ZH | Core i7-8700 | GTX 1050Ti | 23 |
最新ゲームの場合最高設定で60FPS動作を目指すとなるとハイエンドGPUであるGTX1080Tiの性能が必要になります。
2018年発売ゲームのベンチマーク
Far Cry5
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解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|---|
3840×2160 | 最高 | 24 | |
高 | 25 | ||
中 | 26 | ||
低 | 30 | ||
1920×1080 | 最高 | 69 | |
高 | 74 | ||
中 | 80 | ||
低 | 90 |
ベンチマークとしてはGhost Recom Wildlandsよりも軽いので採用見送りですが、2018年中は実機でベンチマークを取得していきます。
ゲームを実際にプレイしてチェック
タイトル | 解像度 | 設定 | FPS(平均) |
---|---|---|---|
FF15 | 1920×1080 | 最高 | 48 |
FF12 | 3840×2160 | 画質重視 | 30 |
1920×1080 | 60※1 | ||
GTA5 | 3840×2160 | 可能な限り設定最大 | 39 |
1920×1080 | 103 | ||
METAL GEAR SURVIVE | 3840×2160 | 可能な限り設定最大 | 29 |
1920×1080 | 60※1 | ||
Planet Coaster | 3840×2160 | ウルトラ | 24 |
1920×1080 | 52 | ||
PUBG | 1920×1080 | ウルトラ | 58※2 |
スカイリムSE | 3840×2160 | ウルトラ | 37 |
1920×1080 | 60※1 | ||
World of Tanks | 3840×2160 | ウルトラ※3 | 36 |
1920×1080 | 115 | ||
World of Warships | 3840×2160 | ウルトラ※4 | 43 |
1920×1080 | 73※5 | ||
ニーアオートマタ | 3840×2160 | HIGH | 14 |
1920×1080 | 50 | ||
ロケットリーグ | 1920×1080 | 可能な限り設定最大 | 165 |
二ノ国2 | 3840×2160 | 高水準 | 44 |
1920×1080 | 105 |
- ※1:FPS上限
- ※2:場所ポチンキ、2018/04/01取得(最低33FPS、最高75FPS)
- ※3:クライアントタイプ《HD-最高品質》
- ※4:クライアントタイプ《ウルトラ-最高品質》
- ※5:MAX76FPS
VR性能をチェック
VRMARK《VR性能》
Orange、Blue共にスコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークで、Cyan RoomはDirect12、BlueRoomは将来用です。
VRMARK | 項目 | スコア |
---|---|---|
Orange Room | スコア | 7170 |
Avg FPS | 156 fps | |
Cyan Room | スコア | 3798 |
Avg FPS | 82.79 fps | |
Blue Room | スコア | 1264 |
Avg FPS | 27.56 fps |
5000を越えるスコアなのでVRも楽しめるゲーミングPCになります。
参考比較
製品名 | CPU | GPU | スコア |
---|---|---|---|
ガレリア VZ-X | Core i9 7920 | GTX 1080Ti | 8254 |
ガレリアZZ | Core i7-8700K | GTX 1080Ti | 11344 |
ガレリアAZ | Ryzen 7 1800X | GTX 1080Ti | 8937 |
ガレリア ZV | Core i7-8700K | GTX 1070Ti | 9000 |
ガレリア ZJ | Core i7-8700K | GTX 1060(6GB) | 7069 |
ガレリア ZH | Core i7-8700 | GTX 1050Ti | 3881 |
VRMARKのOrangeRoomのスコア比較になります。執筆時の現行のZJはGTX1060のVRAMが3GBですが、当時は6GBが採用されていました。そこだけ注意して下さい。
CPU性能をチェック
スペック | |||
---|---|---|---|
プロセッサ名 | Core i7 8700K (Coffee Lake-S) |
ソケット形状 | LGA1151 |
コア数 | 6 | スレッド数 | 12 |
ベース動作周波数 | 3.7GHz | 最大周波数(TB) | 4.70GHz |
CINEBENCH R15
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CINEBENCH R15 | スコア |
---|---|---|
CPU | 1433 cb | |
CPU(Single Core) | 199 cb |
CPU性能の比較をする時に参考になるのがCINEBENCHになります。Core i7-8700は物理6コア12スレッドのCPUなのでゲーム以外の用途でも強いです。ゲーム実況や動画編集など他の作業時でも快適に動作します。
参考比較
製品名 | CPU | マルチコア | シングルコア |
---|---|---|---|
ガレリア VZ-X | Core i9 7920X | 2359 cb | 193 cb |
ガレリアAZ | Ryzen 7 1800X | 1616 cb | 155 cb |
ガレリアZZ | Core i7-8700K | 1422 cb | 204 cb |
ガレリア GKF1060GF | Core i7 7700HQ | 745 cb | 156 cb |
CPU性能ではRyzenがCPUコアが多いので動画編集のエンコード等がメインという方にはおすすめになりますが、ゲーム用途ではインテルの方がパフォーマンスが高いのでゲームをメイン、もしくはゲームもやるという場合はインテル製CPUを搭載したゲーミングPCがおすすめになります。
ストレージの速度をチェック
SSD | HDD |
---|---|
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ゲームタイトルによってはHDDが原因でスタッタリング(カクつき)が発生する場合もあります。そういう意味でSSDは必須ですが240GBが最低限、500GBあれば少し余裕が出てくるという印象です。
タイトル | 容量 |
---|---|
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION | 100GB |
Grand Theft Auto V | 72GB |
NieR:Automata | 50GB |
Far Cry 5 | 40GB |
大作ゲームの場合はストレージ容量も大きい傾向にあります。それらのタイトルを都度SSDからHDDに、またはHDDからSSDに移動させれば100GB越えのタイトルであっても怖くは無いです。
執筆時ではガレリアZTでNVMe SSDのカスタマイズも可能ですが、ゲームのロード時間等ではSSDと変わらないので価格面で高くなるのであればゲーム用途ではおすすめは出来ません。他の用途で使う場合は選択してもいいと思います。
ストレージ容量に関しては変更がある項目なので必ず公式ページでご確認をお願いします。
静音性のチェック
アイドル時 | 高負荷時(3DMARK 実行時) |
---|---|
45.6db | 47.3db |
アイドル時と3DMARKのFire Strike Ultraを実行した時の騒音デジベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に考えて下さい。
消費電力のチェック
アイドル時 | ベンチマーク実行時 |
---|---|
38.3w | 183w |
消費電力を計測しました。※高負荷時は3Dmark(FireStrike)実行時の消費電力をワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。
消費電力比較
製品名 | CPU | GPU | アイドル時 | ベンチマーク実行時 |
---|---|---|---|---|
ガレリアZZ | Core i7-8700K | GTX 1080Ti | 45.7w | 315w |
ガレリア ZV | Core i7-8700K | GTX 1070Ti | 39.4w | 257w |
ガレリアZH | Core i7-8700 | GTX 1050Ti | 33.4w | 102w |
CPUやGPUなどパーツ構成によって消費電力が増えます。電気代も変わってくるので気にされる方は参考してみて下さい。
例:100W×1日8時間=1ヶ月648円です。300Wなら1944円になります。8時間300Wも使い続ける=1ヶ月毎日8時間ゲームをし続けるという人は少数だと思うのでハイエンド構成でも普通にゲームで使っていても月1000円程度です。
温度のチェック
アイドル時とベンチマーク実行時の温度 |
---|
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CPUやGPU等の構成内容によって温度は変化します。3DMARKのFire Strikeのベンチマークを複数回回した後に計測した温度になります。
外観をチェック
PCケースはガレリア専用のKTケースです。Xシリーズ・Zシリーズと同じになります。冷却性能と拡張性が高いATXのミドルタワー型になります。
フロントを開ける事は可能ですが、結構面倒なのでフロントファンを換装したい場合はBTOオプションで頼むのも手です。フロントファンは12cmです。カスタマイズする場合は、『フロントケースファン』という箇所で変更可能です。
左側面にはサイドにメッシュ加工がされており、高温になりがちなCPUとGPUを吸気して冷却する機構になっています。サイドには12cmファンor14cmファンが取り付け可能です。
右側面には右上にマザーボード部分を冷却する為に吸気があります。天板上部は12cmファンor14cmファンが取り付け可能です。
前面インターフェース部はUSB3.0×2、SDカードリーダー、マイク入力×1、ヘッドフォン出力×1、リセットボタン、電源ボタンが並んでいます。その下にはアクセスランプがあります。
背面は上部にケースファンがあります。背面のファンは12cmです。ディスプレイ出力はDVI端子x1、HDMI端子x1、DisplayPort端子x3となっています。
内部パーツをチェック
内部はこのようになっています。右側の上段が5インチベイ、下段が3.5インチベイの格納になっています。
静音パックまんぞくコースなのでCPUファンがサイドフロー型のものが採用されています。
GPUはメーカーは分かりませんがNVIDIAのGEFORCE GTX1060、マザーはASRockのZ370 proが採用されていました。
電源はDELTA製が採用されていました。
SSDはCrucial製が搭載されていました。HDDはメーカーの確認が出来ませんでした。
※パーツのメーカーに関しては状況により変更される可能性があります。あくまでもレビュー機ではこのメーカーのパーツが搭載されていましたという事になります。
まとめ
メリット
- 拡張性の高いPCケースなので後になって何するにも困らない
- SSDとHDDのデュアルストレージでストレスフリーな環境
- 価格と性能のバランス重視でゲーミングPCを選びたい方には最適
- GTX1060は快適にプレイ出来るタイトルがグンと増えるので最新の重量級ゲームで最高設定60FPSを目指さなければ十分実用に耐えうる性能
デメリット
- 最新の重量級ゲームを快適にプレイするには少し物足りなさを感じる場面もある
なぜ人気なのかという部分が見えてきたと思います。基本的にGTX1060でゲーム性能としては十分実用に足るというシーンが多いです。
ですが2位です。それは何故かと言うと執筆時ランキング1位であるガレリアZVはGTX1070Tiを搭載しています。最新のGPUだからという理由の他にもリッチなゲーム体験を望まれる方が多いからという理由から来ています。
最新の大作の重量級のタイトルで設定を最高にして60FPSで快適に遊びたいというニーズ、またはそれ以上の高リフレッシュレートの144Hzや240Hzといったe-sports系のタイトルで高フレームレートを叩き出してヌルヌルした画面で快適にPCゲームを遊びたいというニーズが高いからです。
『絶対に環境的に妥協出来ない(負けた敗因を環境のせいに出来ないように追い込んでいる方もいます)』『ゲームは遊びじゃ無い』という方はハイエンドのGTX1080Tiを搭載したガレリアZZを買われる方が多いという印象です。
そう聞くと自分の今の立ち位置が見えてくると思います。今自分がこれを聞いて引いているのであればガレリアZTが最も適したゲーミングPCだと言えます。逆に何言ってるの?当たり前でしょと思われるならガレリアZZ、その中間層的な方はガレリアZVがおすすめになります。
初心者の方であればあるほど個人的にはガレリアZT=GTX1060搭載機がおすすめだと思います。性能が低すぎず高すぎでも無くお財布に優しくあらゆる用途においてほど良いパフォーマンスが期待出来るという意味でゲームに特化しすぎていないギリギリのラインがGTX1060です。これ以上の性能は完全にゲーム特化します。
ゲーミングPC選びは特に初心者の方であればあるほど難しい選択だと思います。自分が何をどのくらい求めているのかが見えづらいのが最も難しくしている要因だと思います。後で後悔したくないから最初から高スペックを買った方がいいのかな?それともそこまで必要無かったと気付いてもったいないと後悔するかな?とか、もちろん正解はありません。
しかし、パソコンの中でも重い処理の動画編集やPCゲームをプロクオリティでは無く一般的に妥協出来るギリギリのレベルに合わせて、価格も考えて、その落とし所が一番良い具合に当たるのがこのガレリアZTになります。初心者の方でゲーミングPC選びに迷っているという方は是非チェックしてみて下さい。