
無双シリーズをPCで遊ぶために必要な推奨スペックをわかりやすくまとめました。
三國無双・戦国無双・無双OROCHIなど人気タイトルを快適に動かすために、自分のPCで遊べるのかをチェックできる内容になっています。
初心者でも理解できるように解説しつつ、価格帯別におすすめのゲーミングPCも紹介します。
無双シリーズの魅力と特徴
無双シリーズは、数多くの敵をなぎ倒す爽快感で長年人気を集めてきたアクションゲームです。ここでは、その基本的な特徴や歴史をわかりやすく紹介します。
無双シリーズとは?

無双シリーズは、コーエーテクモが展開している人気アクションゲームです。
一番の特徴は「一騎当千」と呼ばれるプレイスタイルで、プレイヤーが武将やキャラクターを操作し、数百人もの敵を一度に相手にして戦えるところにあります。
普通のアクションゲームでは1対1や少人数で戦うことが多いですが、無双シリーズでは敵が画面いっぱいに登場し、それをまとめてなぎ倒す爽快感が味わえます。
最初の代表作は『真・三國無双』で、中国の三国志を題材にしたストーリーや武将たちが人気を集めました。その後『戦国無双』では日本の戦国時代を舞台に、『無双OROCHI』では異なる世界観のキャラクターたちが共演するクロスオーバー作品として発展しています。
シンプルな操作で誰でも楽しめる一方で、キャラクター育成ややり込み要素も多く、初心者からシリーズファンまで幅広く遊べるのが長年愛されている理由です。
コンシューマ版とPC版の違い

無双シリーズはもともと家庭用ゲーム機(PlayStationなど)で人気を集めましたが、PC版には独自のメリットがあります。
まず大きな違いは画質とフレームレートの自由度です。
PC版では、自分のPCスペックに合わせて解像度やフレームレートを調整できます。性能の高いPCなら、フルHD以上の高解像度や60fps以上の滑らかな動作で楽しむことも可能です。
次に、操作環境の自由さです。家庭用では専用コントローラーのみですが、PC版ならキーボード&マウスやお好みのコントローラーを選べます。Steam経由ならXboxコントローラーやPS系コントローラーも簡単に設定できます。
さらにPC版ならではの特徴として、MODの導入があります。数は限られるものの、キャラクタースキンの変更などで遊び方を広げられるのはPCならではの楽しみです。
一方で、PC版はPCスペックに依存するため、性能が足りないと快適に遊べない点には注意が必要です。
無双シリーズをPCで快適に遊ぶための推奨スペック

無双シリーズをPCで遊ぶときは、まず代表的な作品ごとの推奨スペックを見ておくと安心です。
PCゲームはグラフィックや演出が進化するぶん、最新作ほど動作環境が重くなるのが一般的です。逆にいえば、最新作の推奨スペックを満たしていれば、過去の作品はすべて快適にプレイできると考えて大丈夫です。
必要スペックと推奨スペックの違い
パソコンのゲームでは必要スペックと推奨スペックが公開されています。ゲームタイトル毎に要求されるスペックに差異があるからです。
実際にどれくらいの性能であれば快適に動かせるの?というのが推奨スペックになります。
単純に動かすだけという目安は必要スペックや最低スペック、公式的な言い方をすると必要動作環境ですが、それだとまともにプレイ出来ないレベルでカクカクしたりするタイトルもあるので推奨スペック、もしくはそれ以上の性能がPCゲームでは推奨されます。
- 快適に動く:推奨スペック
- ギリギリ動く:必要スペック
三国無双の推奨スペック(真・三國無双 ORIGINS)

推奨動作環境 | |
---|---|
OS | Windows 10 / 11(64ビット) |
CPU | Intel Core i7-10700K以上 AMD Ryzen 7 5700X以上 |
メモリ | 16 GB |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 2070(VRAM 8GB)以上 AMD Radeon RX 5700 XT(VRAM 8GB)以上 |
ストレージ | 50 GB |
解像度 | 1920×1080(フルHD) |
フレームレート | 60 fps |
画質 | グラフィックス品質「高」かつテクスチャ品質「高」 |
追記事項 | 設定次第ではさらにVRAM容量が必要となる場合があります。 |
最新作「真・三國無双 ORIGINS」の推奨スペックになります。最新作でも中堅クラスのGPUで十分動作可能。ただし4K解像度での安定した動作にはRTX 5070以上がおすすめです。
戦国無双の推奨スペック(戦国無双5)

推奨動作環境 | |
---|---|
OS | Windows 10 / 11(64ビット) |
CPU | Intel Core i7-4770K AMD Ryzen 5 2600 |
メモリ | 8 GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1060 AMD Radeon RX 590 |
ストレージ | 25 GB |
解像度 | 1920×1080(フルHD) |
フレームレート | 60 fps |
画質 | グラフィックス品質「高」 |
戦国無双は三國無双より軽めで、エントリーGPUでも動作します。推奨環境としてはCore i5クラス+RTX 3050以上で十分です。OSに関してはWindows 11でも快適に動作しています。
無双OROCHIの推奨スペック(無双OROCHI3)

推奨動作環境 | |
---|---|
OS | Windows 10 / 11(64ビット) |
CPU | Intel Core i7-3770以上 |
メモリ | 8 GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 960以上 |
ストレージ | 25 GB |
解像度 | 1920×1080(フルHD) |
フレームレート | 60 fps |
無双OROCHIも三國無双より軽めで、エントリーGPUでも動作します。推奨環境としてはCore i5クラス+RTX 3050以上で十分です。OSに関してはWindows 11でも快適に動作しています。
無双シリーズの推奨スペック早見表
タイトル | CPU | グラボ | メモリ |
---|---|---|---|
真・三國無双 ORIGINS | Core i7-10700K | RTX 2070 | 16GB |
真・三國無双8 Empires | Core i7 3770 | GTX 1660 | 8 GB |
真・三國無双8 | Core i7 3770 | GTX 1060 | 8 GB |
真・三國無双7 with 猛将伝 | Quad core CPU 2.8 GHz以上 | GTX 460 | 512 MB |
真・三國無双6 with 猛将伝 DX | Core2Duo 2.4GHz 以上 | VRAM 256MB 以上 | 4 GB RAM |
戦国無双4 DX | Core i7-4770 | GTX 1060 | 8 GB |
戦国無双5 | Core i7-4770K | GTX 1060 | 8 GB |
無双OROCHI3 | Core i7-3770 | GTX 960 | 8GB |
無双OROCHI2 Ultimate | Core i7 3770 | GTX 760 | 8 GB |
無双アビス | Core i7-4770 | RTX 2060 | 8 GB |
刀剣乱舞無双 | Core i7-4770 | GTX 1060 | 8 GB |
無双☆スターズ | Core i7-2600 | GTX 980 | 8 GB |
無双シリーズの推奨スペックをまとめました。
以上の結果からCPUはi7-10700K以上、GPUはRTX 2070以上、メモリは16GB以上のPC性能があると非常に快適に楽しめます。
無双シリーズにおすすめのゲーミングPC【価格帯別】

無双シリーズを快適に遊ぶには、自分の予算やプレイスタイルに合ったPC選びが大切です。ここでは価格帯別に、コスパ重視からハイエンドまでおすすめのゲーミングPCをご紹介します。
コスパ重視!10万円前後で無双が遊べるモデル
なるべく費用を抑えつつ無双シリーズを楽しみたい方には、10万円前後のゲーミングPCがおすすめです。フルHD環境なら、設定を調整することで快適にプレイできます。
Lightning-G AV5W Ryzen5 4500搭載

スペック | |
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CPU | Ryzen 5 4500 |
グラフィック | RTX 3050(6GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミニタワー |
価格 | 9万円台~ |
「Lightning-G AV5W」は、「Ryzen 5 4500」&「RTX 3050」搭載のゲーミングPCです。ガレリアの「ゲート」をイメージしたガレリア専用 SKMケース採用モデルと比較するとリーズナブルな価格が魅力です。
強化ガラスパネルを採用し、カスタマイズでLEDデコレーションも可能です。ケースはホワイトの他にも「ブラック」も展開。
1TB SSDへのアップグレードなど、ニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
NEXTGEAR JG-A7G60

スペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 7 5700X |
グラフィック | RTX 5060(8GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミニタワー |
価格 | 14万円台~ |
NEXTGEAR JG‑A7G60は、AMD Ryzen 7 5700X(8コア/16スレッド)とNVIDIA GeForce RTX 5060(8GB)を搭載した、性能と価格のバランスに優れたミドルレンジゲーミングPCです。
CPUには水冷式クーラー(240mmラジエーター)を標準装備し、高負荷時も安定した冷却と静音性を実現。ストレージは高速な1TB NVMe Gen4 SSDを搭載し、ゲームロードやシステムの応答性が非常に優れています。
筐体はミニタワー型でコンパクトながら、フロント・背面に多数のファンを備え、内部のエアフローにも配慮されています。
価格を抑えつつ最新のゲームを快適に楽しみたい方に特におすすめの一台です。
長く快適に遊べる!20万円クラスのモデル

画質やfpsを気にせず長く遊びたいなら、20万円前後のゲーミングPCが安心です。最新の無双シリーズはもちろん、今後の新作タイトルも快適に楽しめます。
Lightning-G AF7B

スペック | |
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CPU | Ryzen 7 7700 |
グラフィック | RTX 5070(12GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
ケース | ミニタワー |
価格 | 20万円台~ |
「Lightning-G AF7B」は、「Ryzen 7 7700(8コア/16スレッド)」&「RTX 5070」搭載のゲーミングPCです。RTX 5070はWQHD環境でも十分快適な性能を持っています。
THIRDWAVE‑Gシリーズに属し、GALLERIAシリーズより安い価格設定でありながら、コンパクトな筐体と充実した冷却性能(12cmファン5基構成)を特徴としており、設置性と静音性にも配慮された設計が魅力です。
NEXTGEAR JG-A7G70

スペック | |
---|---|
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィック | RTX 5070(12GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミニタワー |
価格 | 23万円台~ |
「NEXTGEAR JG-A7G70」は、CPUにゲーム特化型のCPU「Ryzen 7 7800X3D」を搭載して高フレームレートが期待出来ます。
CPU性能が高いのでタイトルによっては数十FPS変わる場合も。対戦ゲームなどでフレームレートを稼ぎたい方におすすめです。
グラフィックスボードにはNVIDIAの「GeForce RTX 5070」を搭載しているので、美麗なゲーム体験を楽しむ事が出来るハイスペックゲーミングPCです。
高画質・配信もOK!ハイエンドゲーミングPC

4K解像度でのプレイや配信も視野に入れるなら、ハイエンドクラスのゲーミングPCが最適です。無双シリーズを最高設定で楽しみつつ、余裕を持った環境を整えられます。
GALLERIA XA7C-R57T

スペック | |
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CPU | Core Ultra 7 265F |
グラフィック | RTX 5070 Ti(16GB) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミドルタワー |
価格 | 33万円台~ |
「GALLERIA XA7C-R57T」は、CPUに性能重視モデル「Core Ultra 7 265F(20コア/20スレッド)」を搭載し、高性能グラフィクス「GeForce RTX 5070 Ti」を採用。ハイエンド志向のデスクトップゲーミングPCです。
32GBメモリ と 1TB NVMe Gen4 SSD を標準搭載しており、複数のゲーム起動や大容量データ処理もスムーズにこなせます。
マルチタスクやクリエイティブ用途にも対応可能で、 高画質設定やWQHD~4Kでの快適な動作が期待できます。
さらに、ドスパラ製品の強みであるカスタマイズ性の高さにも優れ、パーツの追加やアップグレードも柔軟に行える点も強みです。
高性能な仕様にも関わらず、価格は比較的抑えられており、スペック重視のゲーマーや配信者、クリエイターにも訴求力の高いモデルです。
G TUNE FG-A7G80

スペック | |
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CPU | Ryzen 7 9800X3D |
グラフィック | RTX 5080(16GB) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB NVMe SSD |
ケース | フルタワー |
価格 | 53万円台~ |
「G TUNE FG-A7G80」は、圧倒的ゲーム性能の「Ryzen 7 9800X3D」&最新のハイエンドグラフィクス「RTX 5080」搭載。
32GBメモリと2TB NVMe Gen4×4 SSDを標準装備し、重厚なゲームやマルチタスクも余裕でこなせます。
筐体設計は冷却性能に優れ、前面スリットからのエアフローを活かせる構造に加え、最大7基の空冷ファンや360mm水冷ラジエーター×2の搭載が可能な余裕を備えています。
ベンチマークでもその性能は圧倒的で、3DMark Time Spyでは27,108、Steel Nomadでは8,138と圧倒的性能でした。4K解像度の最重量級ゲームも快適に楽しめる性能を持っています。
持ち運びにも便利!ノートPCで遊べるモデル

デスクトップは置き場所に困る、という方にはゲーミングノートPCも選択肢のひとつです。性能をしっかり備えたモデルなら、無双シリーズを快適に遊びながら外出先でも楽しめます。
NEXTGEAR J6-A7G50WT-A(ホワイト)

スペック | |
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CPU | Ryzen 7 7435HS |
グラフィック | RTX 4050(6GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
液晶 | 16型 1920×1200 WUXGA(165Hz) |
価格 | 13万円台~ |
「NEXTGEAR J6-A7G50WT-A」は、Ryzen 7 7435HS(8コア/16スレッド)とGeForce RTX 4050 Laptop GPUを搭載した高コスパゲーミングノートです。
RTX 4050はVRAMが6GB搭載されており、中画質設定なら多くのタイトルを快適に動かせます。
『真・三國無双 ORIGINS』でも、グラフィック設定を先ほど紹介した内容に調整すれば、スムーズにプレイ可能です。
コストを抑えつつ快適さも確保できる、バランスの良いゲーミングノートPCです。
ホワイトの筐体はマットな質感で安っぽさがなく、インテリアにも溶け込みやすいデザイン。発熱対策もしっかりしてあり。3年センドバック保証と24時間365日の電話サポートが付く点も安心です。
無双シリーズをPCで遊ぶ際の注意点
推奨スペックを満たしていても、設定や周辺機器で快適さは大きく変わります。
グラフィック設定でfpsを安定させる方法
無双シリーズをPCで遊ぶときに、推奨スペックを満たしていても設定次第でfps(フレームレート)が大きく変わります。
特に大量の敵が画面に出るシーンでは処理が重くなりやすいため、グラフィック設定を工夫して安定させることが大切。
そこでおすすめは、まず解像度をフルHD(1920×1080)に固定し、影やエフェクトの品質を「中」程度に下げること。これだけで描画負荷が軽減され、fpsが安定しやすくなります。
また、モーションブラーをオフにすると、残像感が低減してより軽快な操作感が得られるでしょう。
HIGH

MEDIUM

タイトル:無双OROCHI3
テクスチャ設定を下げると質感が失われてしまい、画面がのっぺりとした印象になります。そのため、できればテクスチャは高めに設定しておいた方が、映像の迫力やリアリティを感じやすいでしょう。
アンチエイリアスについても、下げすぎると輪郭がギザギザしてしまい画面が荒く見える原因になります。PCのスペックに余裕があるなら、中間程度の設定にしておくのがおすすめです。
自分のPC環境に合わせて設定を調整することで、カクつきを防ぎ、無双シリーズ特有のなぎ倒す爽快感を快適に楽しむことができます。
コントローラー対応・操作性の最適化
無双シリーズは、キーボードやマウスでも操作できますが、快適さを求めるならコントローラーの使用がおすすめです。

無双OROCHI3のストアページには、開発者はこのゲームをコントローラでプレイする事を推奨していますと記載されています。
特にSteam版は標準でXboxコントローラーに対応しており、接続するだけでスムーズにプレイできます。PS系のコントローラーも利用可能ですが、古いタイトルの場合は設定調整や専用ソフトの導入が必要な場合もあるかもしれません。
なので、以下のようなXboxコントローラーがあると便利なのでおすすめです。
MOD導入の可否と注意点
MODは、主にPC版で導入でき、グラフィックやキャラクター変更、ゲームバランス調整、チート系機能など多彩なMODあります。
無双シリーズのMODの数は限定的ですが、Nexus ModsなどのMODコミュニティでキャラクタースキンが配布されています。
ただし、MOD導入する事で動作が不安定になる場合や、マルチプレイでは規約違反のリスクもあるため注意が必要です。
まとめ
無双シリーズをPCで快適に遊ぶためには、最低スペックよりも推奨スペックを意識してPCを選ぶことが大切です。
三國無双・戦国無双・無双OROCHIといった人気タイトルは、最新作の推奨スペックを満たしていれば過去作も問題なく楽しめます。
また、価格帯別におすすめのゲーミングPCを紹介しましたが、自分の予算や遊び方に合わせて選ぶことがポイント。
フルHDで手軽に遊びたいならコスパ重視モデル、長く安心して遊びたいならミドルクラス、配信や高画質重視ならハイエンドモデルがおすすめです。
PC版ならではの高解像度や高fpsで、無双シリーズ特有の「敵をなぎ倒す爽快感」を存分に楽しみましょう!