インテル Arc A380 グラフィックスのゲーム性能をベンチマークや実際のゲームで動かしてどの位快適に動作可能なのかをチェックしました。
計測したタイトルは以下の目次からチェック可能です。
ゲームのベンチマークをチェック
ベンチマーク数値は「G-Tune PL-B-A380」から出た数値になります。
ゲームのベンチマークテストやFPS計測時の平均フレームレートになります。
グランド・セフト・オートV(GTA5)
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
最高 | 16 FPS |
最低 | 154 FPS |
可能な限り最高設定。高度なグラフィックオプションはデフォルト。フレームレートはベンチマーク実行時の数値になります。
Forza Horizon 5
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
エクストリーム | 18 FPS |
高 | 58 FPS | |
最低 | 101 FPS |
フレームレートはベンチマーク実行時の数値になります。
Forza Horizon 5は高設定辺りで60FPSに迫るフレームレートが出ます。
メトロエクソダス(METRO EXODUS)
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
エクストリーム | 21 FPS |
高 | 38 FPS | |
低 | 77 FPS |
フレームレートはベンチマークソフトを実行した時の数値になります。全ての値のShading Rateを100%に変更。RTX/DLSSはオフ
メトロエクソダスは重量級ゲームです。画質設定を最大限落とせば60fps動作が見込めます。
アサシンクリードヴァルハラ
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
最高 | 28 FPS |
高 | 37 FPS | |
低 | 56 FPS |
フレームレートはベンチマーク実行時の数値になります。解像度スケールは100%
アサシンクリードヴァルハラは重量級ゲームです。低設定で60FPSに迫るフレームレートが出ます。
ファイナルファンタジー XV
解像度 | 設定 | FPS / スコア / 評価 |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
高 | 29 FPS / 2943 【やや重い】 |
標準 | 48 FPS / 4748 【やや快適】 |
|
軽量 | 61 FPS / 6141 【快適】 |
バージョン1.3:フレームレートはベンチマーク実行時の数値から算出。
ファイナルファンタジー15は重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコア出ていれば快適評価です。12,000スコアで非常に快適になります。
フォートナイト
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
WUXGA 1920×1200 |
最高 | 43 FPS |
低 | 198 FPS |
「TILTED TOWERS BENCHMARK」の平均fps。3D解像度は100%に変更。レイトレーシング / NVIDIA DLSS無効で計測。DirectX12を有効。
フォートナイトは40~200FPS動作が見込めます。画質調整して144fpsを狙う事も可能です。
オーバーウォッチ2
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
エピック | 50 FPS |
高 | 68 FPS | |
低 | 122 FPS |
計測場所:「Eichenwalde」。乱戦時のみのフレームレート計測。レンダー・スケールは100%に設定しています。
オーバーウォッチは高~低設定で60~120FPS動作が見込めます。
モンスターハンターライズ:サンブレイク
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
高 | 50 FPS |
中 | 94 FPS | |
低 | 107 FPS |
計測場所は水没林です。
モンハンライズは高設定で50FPS動作が見込めます。中設定なら60FPSを大きく超えます。
ApexLegends
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
WUXGA 1920×1200 |
最高 | 58 FPS |
最低 | 80 FPS |
計測場所:ストームポイント「養殖場」
ApexLegendsは中程度の描画負荷のFPSゲーム。高画質60fps動作が見込めます。
ファイナルファンタジー XIV 暁月のフィナーレ
解像度 | 設定 | FPS / スコア / 評価 |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
最高 | 59 FPS / 8652 【快適】 |
高 | 63 FPS / 9267 【快適】 |
|
標準 | 104 FPS / 15406 【非常に快適】 |
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価となります。
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
ウルトラ | 3213 【重い】 |
中 | 11203 【快適】 |
|
最低 | 31040 【快適】 |
PSO2:NGSは画質設定を中設定で快適な動作が見込めます。
ドラゴンクエスト X
解像度 | 設定 | スコア |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
最高 | 16071 【すごく快適】 |
ドラクエ10のような軽いゲームは高画質設定でも快適な動作が期待出来ます。
3DMARKのベンチマーク結果
3DMarkのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
3D MARK | 項目 | スコア |
---|---|---|
Fire Strike | スコア | 9624 |
Graphics Score | 10462 | |
Physics Score | 23348 | |
Combined Score | 3878 | |
Time Spy | スコア | 5002 |
Graphics Score | 4653 | |
CPU Score | 8706 |
当サイトでテストしたTimeSpyのグラフィックススコアの比較です。
グラフィックスの性能で比較すると「インテル Arc A380 グラフィックス」は「GTX 1650 SUPER」程度の性能でした。
しかし、他のベンチマークで比較するとGeForceの方が良い結果になる事が多かったです。
3DMARKは実際のゲーム性能を知るのに最適なベンチマークソフトですが、「インテル Arc A380 グラフィックス」に関してはドライバやゲームの最適化など様々な要因により、実際のゲーム性能ではもっと下になるシーンが多いように思います。
今後最適化が行われて3DMarkのベンチマーク結果通りの純粋なポテンシャルを発揮してくれる事に期待です。
他のグラフィックスとの比較は以下の記事で解説しているので参考にしてみて下さい。
インテル Arc A380 グラフィックスの性能まとめ
「インテル Arc A380 グラフィックス」のゲーム性能としては、中程度のゲームで快適な動作が期待出来ます。
軽いゲームなら快適に動作出来る性能なので、マインクラフトやドラクエ10のような軽いゲームや、Apex Legends、オーバーウォッチ2、VALORANTなどの人気タイトルでフルHD / 60FPS動作は見込めます。
カジュアルにゲームを楽しみたい方におすすめのゲーム性能です。
- フルHD解像度の中程度のゲームの高設定に最適な性能
- 高fps出したいFPS・TPSゲーマーには物足りない性能
- VRAMが6GBなのでGTX 1650と比較すると優位性もある
- GTX 1650と比較して劣るタイトルもある点がデメリット