ゲーミングPCは普通のパソコンと基本的には同じです。スペックが高いので普通のパソコンよりも長生きする可能性は高いかもしれません。
ゲーミングPCは何年戦えるかという事は耐用年の観点からいけば壊れるまで戦えます。
ここでの戦えるというのはゲーム用のパソコンとして最新ゲームをプレイする事が出来るのは何年までいけるのか?という事の話しだと思うので、何年現役でゲームをプレイ可能か考えていきましょう。
この記事では、ゲーミングPCメディアを8年間運営して学んだゲーミングPCが何年戦えるのか?そして最適な買い替えタイミングとはいつなのかを解説します。
グラボの発売日から考える
ゲームにはグラフィックス性能が大きく関係してくるので、グラフィックスボードの性能が重要になります。
- GTX 460:2010/07/12
- GTX 560:2011/05/17
- GTX 660:2012/09/13
- GTX 760:2013/06/25
- GTX 960:2015/01/23
- GTX 1060:2016/7/19
- RTX 2060:2019/1/7
- RTX 3060:2021/2/26
最近のGEFORCEのグラフィックスボードの60番台の製品だけ抜き出してみました。こう見ると約1~2年周期で新製品が発売されています。
グラフィックスボードから買い替えタイミングを考えた場合にはGTX 960をお使いの方はRTX 2060がおすすめのタイミングです。
GTX 1060をお使いの方はRTX 3060に買い換えるというのがおすすめのタイミングです。
グラフィックスボードで考えた時に最新の大作ゲームが快適に使えるという観点だと2~3世代が一つの目安になるでしょう。
年数で考えると4~5年という事になります。
ゲーミングPCの買い替えタイミングは?
ゲーミングPCの買い替えタイミングは5年が目安でしょう。
パソコン自体の寿命は一般的に5年程度と言われていますので、ゲーミングPCも5年程度と言えます。
ゲーミングPCの延長保証期間としては最長で3年~5年というケースが多く、それ以上の期間となると保証対象外になります。どこか壊れた場合には修理するよりも買った方が良いと考える方も多そうです。
ビジネス向けのノートPCなどは家電量販店の店員さんによっては2年程度の買い替えを推奨する場合もあります。それはノートPCの方が壊れやすいためです。
大事なデータが消失するリスクが大きいので、ビジネス用のノートPCの場合には2年や3年などもっと速いタイミングでの買い替えが推奨されると思います。
ゲーミングPCはデスクトップPCかつ排熱などの処理も工夫されているので5年程度は現役で使える事が多いでしょう。
[jin_icon_arrowsquare size=”16px” color=”#134A7E”] ゲーミングPCの延長保証は入った方が良い?
耐用年数から考える
起動しなくなる所まで使い込むという人は少数派かと思いますが、壊れるまでという意味合いにおいては10年経っても動く場合もあるとは思います。
実際に使い方や環境にも左右されるので一概にこうだと断言する事は出来ませんが、10年前に購入したゲーミングPCを所有していますが、普通に起動しました。
どこかパソコンのパーツが故障してしまって動かなくなる事も十分考えられますが、壊れる事が無ければ10年経っても動く事もあります。
ただ、その後の動作的なものには当然不満が出てくるので5年で買い換えるという流れにはなるかと思います。
5年前のPCだとインターネット閲覧や軽い処理なら現役で使えますが、最新ゲームのプレイとなると厳しいでしょう。
[jin_icon_arrowsquare size=”16px” color=”#134A7E”] 5年前のゲーミングPCの性能って最新のゲームでプレイしたらどのくらいの快適性なの?
高いゲーミングPCであるほど長く戦える
ゲーミングPCは安いモデルから高いモデルまで揃っています。
価格が高いという事は性能が高いという事になるので、価格が高いゲーミングPCを購入すれば長く戦えるという事になります。
反対に価格が安いという事は性能が低いという事になるので、あまり長く戦えないという事になります。
ゲーミングPCの価格=性能なので予算上限のゲーミングPCを購入するというのは基本的におすすめする考え方です。
5年程度の買い替え目安という事は5年使うという事になるので、ゲームを快適にプレイしたい方はより高性能モデルを購入した方が『後になってスペックが足りない…。』というケースが少なくなるためです。
『気になっていた最新ゲームの新作が出たけどスペックが足りなくて不満』という状態は可能な限り避けたいですよね。
最新モデルであるほど高性能
ゲーミングPCは最新モデルほど性能が高いのが常です。なぜ最新モデルだと急激に性能が向上するのかというと、パソコンのパーツの設計が新しいほど性能が上がるためです。
そのため新しいCPUやグラフィックスボードの世代が新しいほど高性能になります。
ゲームでは特にグラフィックスボードの性能が高いほどゲームが快適になったと実感する方が多く、グラフィックスボードの世代が新しいほど現役期間として戦える期間は長くなります。
悩む点としては最新モデルの値段が高く、旧モデルの値段が安い場合に選択に迷われる方は多いと思います。
最新モデルか旧モデルかで迷った際の選び方のおすすめとしては『長く使いたいなら最新モデルがおすすめ』で、『コスパ良く今とにかく遊びたいなら旧モデル』を選択するという方法がおすすめです。
最新モデルが出ると旧モデルが安くなる場合も多いのでコスパを求めて最新モデルが出たら旧モデルを購入される方もいます。
旧モデルは新モデルが出たら次第に在庫が無くなる事が予想されます。ゲーミングPCの価格は常に性能と価格のバランスを考慮して市場の相場で決まっているのでいつ買っても損という事はありませんが、在庫があるうちに早めに狙うのが良いでしょう。
ゲーミングPCの購入の際にはセール情報をチェックするのがおすすめです。特にG-Tuneは大幅値下げを開催しているのでG-Tuneは必ずセール情報をチェックして下さい。
長く戦えるコスパの良い価格帯のゲーミングPCは?
価格が高いほど性能が高いのは良いけど、そこまでお金はかけられないなという方も多いでしょう。
そこでコストパフォーマンスとして考えた場合の長く戦えるゾーンを考えていきます。
RTX 30シリーズとRTX 20シリーズの性能比較表からコスパの良いゲーミングPCのレンジを考えてみます。
この中で性能的に旧世代と戦えていると考えられるのはRTX 2070以上です。
現状の推奨スペックを多く満たす性能がRTX 3060相当なので、70番台のグラフィックスボードを搭載したゲーミングPCなら長く使えるという事が言えます。
執筆時の人気ランキングではRTX 3060など後ろの型番が60番台のグレードが人気ですが、過去を振り返ってみるとRTX 2070 / RTX 3070など後ろの型番が70番台のグレードが人気ランキング1位常連の時代は長かったです。
RTX 2060だと推奨スペックとしては足りないゲームがちらほら出てきますが、まだ十分戦えるので最新ゲームに全く付いていく事が出来ないという状況では無いです。
人気ランキングで60番台や70番台のグラフィックスボードを搭載したゲーミングPCが人気の理由はコストパフォーマンスの良さにあるでしょう。
コスパで選ぶなら60番台や70番台のグラフィックスボードを搭載したゲーミングPCがおすすめです。
[jin_icon_arrowsquare size=”16px” color=”#134A7E”] 安いゲーミングPCと高いゲーミングPCはどっちがおすすめ?
ハイエンドクラスはどういう人が選ぶべき?
ハイエンドモデルはより現役期間が長くなるのですが、コストパフォーマンスよりも性能や、やりたい用途が明確な方にハイエンドゲーミングPCがおすすめになります。
高解像度かつ高グラフィックスでゲームをプレイしたいなど現実的に性能が不足していて、今やりたい事がハイエンドでなければ実現出来ないという方におすすめの選択です。
具体的にハイエンドモデルでは何が出来るの?といった疑問や、どんな人におすすめなの?については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみて下さい。
[jin_icon_arrowsquare size=”16px” color=”#134A7E”] おすすめのハイエンドゲーミングPC
まとめ
ゲーミングPCは何年戦えるのか?そしてゲーミングPCの買い替えタイミングについて解説していきました。
- ゲーミングPCの買い替えタイミングは5年程度
- ゲーミングPCは高いモデルであるほど長く戦える
- ゲーミングPCは最新モデルであるほど高性能なので長く戦える
- コスパで選ぶなら60番台や70番台のグラフィックスボードを搭載したゲーミングPCを選択しよう
ゲーミングPCはあまりにも安いモデルだと現役期間が短くなりますが、ある程度の性能のゲーミングPCなら5年戦う事が可能です。
『ゲーミングPCの寿命』と『何年現役でゲームをプレイ可能か』の両方を考えて選択するのが賢いゲーミングPCの買い方です。
価格が高いゲーミングPCや性能が高いゲーミングPCの方が現役期間として長くなりますが、コストパフォーマンス的な観点からは60番台/70番台のグラフィックスボードを搭載したモデルを買い替えていくのがおすすめです。
予算としてもう少し上の価格帯まで出せる方は快適にゲームを楽しめる恩恵もあるので、予算の中で可能な限り上限のモデルを選択するのがおすすめです。