リアルタイムレイトレーシングを体験できる「Portal with RTX」をプレイするのに必要なスペックの情報と、実際に実機で取得したグラボ別のフレームレートの比較、そしておすすめのゲーミングPCをご紹介します。
Portal with RTXのレイトレーシングについて
左がPortal with RTXで右が通常のPortalになります。グラフィックスが大幅に向上しているのが見て取れます。
NVIDA DLSS 3はRTX 40シリーズが必要
「Portal with RTX」は、画質を維持しながらフレームレートを向上するNVIDIA DLSS 3に対応しています。
NVIDA DLSS 3を利用するには、RTX 40シリーズのグラフィックスボードが必要です。NVIDA DLSS3は、フレーム生成機能が加えられており、画質を損なわずDLSSより更に高いパフォーマンスに期待出来る技術です。
Portal with RTXの最低要件
最低動作要件 | |
---|---|
OS | Windows 10 / 11(64ビット) |
CPU | Intel Core i7-6700 AMD Ryzen 5 3600 |
メモリ | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
ストレージ | 25GB |
参考情報:Steamストアページ
グラフィックスボードに関してはレイトレーシング対応のグラフィックスボードが最低要件となります。RTX 3060が最低要件になっていますが、RTX 3050でも起動します。
ただし、レイトレーシングに対応していないグラフィックスボードには非対応です。
GTX 16シリーズで検証
試しにGTX 1660 Superでプレイしてみるとエラー表示が来て起動出来ないです。
「Portal with RTX」はレイトレーシング対応のグラフィックスボードが必要になります。
Portal with RTXの推奨スペック
推奨 | ウルトラ | |
---|---|---|
OS | Windows 10 / 11(64ビット) | Windows 10 / 11(64ビット) |
CPU | Intel Core i7-6700 AMD Ryzen 5 3600 | Intel Core i7-12700K AMD Ryzen 9 5900 |
メモリ | 16GB | 32GB |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3080 | NVIDIA GeForce RTX 4080 |
ストレージ | 25GB |
推奨スペックではRTX 3080以上が推奨されています。ウルトラ設定ではRTX 4080が推奨になります。
Portal with RTXのグラボ別FPS
NVIDIA DLSSオン
GPU | 4K 3840×2160 | WQHD 2560×1440 | フルHD 1920×1080 |
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RTX 4090(DLSS3) | 112 FPS | 176 FPS | 233 FPS |
RTX 4080(DLSS3) | 78 FPS | 127 FPS | 167 FPS |
RTX 4070Ti(DLSS3) | 63 FPS | 106 FPS | 142 FPS |
RTX 4070(DLSS3) | 52 FPS | 89 FPS | 121 FPS |
RTX 4090 | 74 FPS | 116 FPS | 149 FPS |
RTX 4080 | 50 FPS | 84 FPS | 111 FPS |
RTX 4070Ti | 40 FPS | 67 FPS | 89 FPS |
RTX 4070 | 32 FPS | 55 FPS | 76 FPS |
RTX 3080 | 25 FPS | 42 FPS | 57 FPS |
RTX 3070Ti | 20 FPS | 33 FPS | 46 FPS |
RTX 3070 | 17 FPS | 31 FPS | 43 FPS |
RTX 3060Ti | 14 FPS | 26 FPS | 36 FPS |
RTX 3060 | 10 FPS | 19 FPS | 26 FPS |
RTX 3050 | 6 FPS | 12 FPS | 17 FPS |
Portal with RTXのグラフィックスボード別にフレームレートを計測しました。快適にプレイできる指標となる数値は60fpsで動作させる事です。
最低動作要件に記載されているRTX 3060だと30fps近い動作感になるものの、ゲーム自体は楽しむ事は可能です。
推奨スペックに記載されているRTX 3080以上のグラフィックスでは60fps近いフレームレートが出ているため、快適にPortal with RTXを楽しめます。
高解像度になるとDLSS 3恩恵が大きい結果となっており、RTX 40シリーズの技術的なアドバンテージが大きい結果となっております。
今後、大作ゲームでは特にDLSS 3を実装したタイトルが続々と登場すると予想されますので、高解像度でゲームを楽しみたい方はRTX 40シリーズを狙うのがベターと言えます。
- フルHD:RTX 4070 / RTX 3080以上がおすすめ
- WQHD:RTX 4070以上がおすすめ
- 4K:RTX 4080以上がおすすめ
おすすめのゲーミングPC
Portal with RTXではレイトレーシング対応のグラフィックスボードが搭載されているモデルが必須&DLSS恩恵が非常に大きいゲームなので、RTXグラフィックス搭載モデルがおすすめです。
GALLERIA RM5C-R36
スペック | |
---|---|
CPU | Core i5-13400F |
グラフィック | RTX 3060(12GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
ケース | ミニタワー |
「GALLERIA RM5C-R36」は、インテル第13世代CPU「Core i5-13400F」&「GeForce RTX 3060」を搭載。
RTX 3060を搭載しているので、重量級ゲームも楽しめます。最新技術のレイトレーシングやNVIDIA DLSSにも対応しています。
Portal with RTXの最低要件を満たしているため、コストを落としてレイトレーシングも楽しみたい方におすすめのゲーミングPCです。
GALLERIA XA7C-R47
スペック | |
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CPU | Core i7-13700F |
グラフィック | RTX 4070(12GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミドルタワー |
「GALLERIA XA7C-R47」は、最新の「RTX 4070」搭載。WQHD解像度の重量級ゲームも快適に楽しめる性能を持っています。
RTX 40シリーズ搭載モデルなので、「NVIDIA DLSS 3」対応で将来性も高い1台です。タイトルによっては4K解像度でゲームも楽しめます。
GALLERIA XA7C-R47T
スペック | |
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CPU | Core i7-13700F |
グラフィック | RTX 4070 Ti(12GB) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミドルタワー |
「GALLERIA XA7C-R47T」は、高性能グラフィックス「GeForce RTX 4070 Ti」を搭載。高fps(フレームレート)を出してゲームを本格的に快適に楽しみたい方におすすめのゲーミングPCです。
FPS / TPSゲームを高fpsで楽しみたい方や、4K解像度でゲームを楽しみたい方にもおすすめのゲーミングPCです。
GALLERIA XA7C-R48
スペック | |
---|---|
CPU | Core i7-13700F |
グラフィック | RTX 4080(16GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ケース | ミドルタワー |
「GALLERIA XA7C-R48」は、最新のハイエンドグラフィクス「RTX 4080」搭載。4K解像度の重量級ゲームも快適に楽しめる性能を持っています。