
ゲーミングPCを安く買いたいと探していると、MDL.makeやOZgamingといった格安BTOメーカーが候補に入ってきます。 同じRTX5060搭載モデルでも、大手BTOより数万円安く、価格を抑えたい人にはかなり魅力的です。
この記事では、MDL.makeやOZgamingなどの格安BTOメーカーを、ドスパラ・マウスコンピューター・パソコン工房といった大手BTOと比較しながら、安さの理由、注意点、後悔しない選び方をわかりやすく整理します。

こんな人が書いています ゲーミングPCの実機レビューは300台超。ゲーミングPC特化サイト運営歴12年(2014年~)
格安BTOは「やめとけ」と言われる理由
格安BTOが「やめとけ」と言われる理由は、性能が低いからではないです。同じRTX 5060やRyzen7 5700Xを搭載していれば、ゲーム性能そのものは大手BTOと大きく変わらないです。
パソコンのパーツは規格として決まっているので、多少の性能差や冷却差による性能の上振れはあるものの、RTX 5060がRTX 5060 Tiより性能が高い、みたいな大きな差になる事はほとんどないです。
BTOでの違いが出やすいのは、保証、サポート体制、納期、修理時の対応、ケースや冷却の構成といった、価格には見えにくい部分です。
保証・サポートが大手より弱い場合がある
格安BTOメーカーは、価格を抑えるためにサポート体制を最小限に絞っている場合があります。
MDL.makeとOZgamingの自然故障保証は、どちらも1年間です。延長保証が用意されているメーカーもあり、最低限の安心感は確保されています。
サポートには人件費が莫大にかかりますが、大手BTOはここ数年サポート体制の強化に力を入れており、口コミをみても対応が良いと評価が高いです。
マウスコンピューターは、標準で3年間のセンドバック修理保証と、24時間365日の電話サポートが付帯します。ドスパラも1年基本保証に加えて最長5年までの延長保証に対応し、セーフティサービスでは高額な修理費用にも無料で対応する体制を整えています。
ドスパラは国内BTO売上トップで900億円規模、マウスコンピューターもグループ全体ではドスパラを超える上場企業という安心感があります。価格だけでなく、購入後のサポートまで含めて選びたい人にとっては、この差は大きいでしょう。
大手のサポートは人によって当たり外れが少ないです。マニュアルや教育が徹底されているからでしょう。24時間繋がる安心感も大きいです。
ケース・冷却・電源の違い
格安BTOメーカーは、CPUやGPUといった主要パーツは大手BTOと同じものを使っていても、それ以外の構成を価格に合わせて調整している場合があります。
| 項目 | OZgaming Z1 | NEXTGEAR JG-A7G60 |
|---|---|---|
| 価格 | 163,800円 | 219,800円 |
| マザーボード | A520 | B550 |
| メモリ | 16GB×1(シングル) | 8GB×2(デュアル) |
| CPUクーラー | AMD純正 | 120mm水冷 |
| 電源 | 650W Bronze | 750W Bronze |
| 保証 | 1年 | 3年+24時間365日サポート |
| リンク | 公式サイト | 公式サイト |
CPUとGPUは同じでも、マザーボード、メモリ構成、CPUクーラー、電源容量、保証の差で5万円以上の価格差が生まれています。
ゲーム性能そのものに大きく影響するわけではありませんが、メモリのデュアルチャネル化、水冷クーラーによる冷却性能、750W電源による余裕は、長く安定して使うための土台になります。
同じRTX 5060なのに、なぜこの価格差が出るのかを理解しておくと、安さの理由に納得して選びやすくなります。
それでも格安BTOが選ばれる理由

格安BTOには確認しておきたいポイントがある一方で、それでも選ばれているのには理由があります。
ゲーミングPCは20万円以上になることも多く、50万円以上のハイエンドゲーミングPCもあります。
同じRTX 5060搭載モデルでも、格安BTOなら大手BTOより安く狙える場合があり、初めてのゲーミングPCや、予算を抑えて買い替えたい人にとっては魅力的な選択肢になります。
CPU・GPUの中身は大手と変わらない
ゲーム性能を決める一番の要素は、CPUとGPUです。 格安BTOも大手BTOも、AMDやIntel、NVIDIAが製造するCPU・GPUを組み合わせて販売しているため、同じ型番であれば基本性能はほぼ同じです。

上記はNVIDIA公式サイトのGPUのスペック表ですが、各BTOメーカーで搭載されるGPUのスペックが、公式の仕様から逸脱することはほぼありません。
MDL.makeやOZgamingで販売されているRTX 5060も、大手BTOで販売されているRTX 5060も、性能の土台は同じです。格安BTOだから性能が落ちるという心配は不要で、価格重視で狙っている人は安心して大丈夫です。
価格差が生まれるのは、マザーボードのグレード、メモリの構成、冷却・電源の余裕、保証期間といった主要パーツ以外の部分になります。
価格を最優先するなら十分に選択肢になる
ゲーミングPCは決して安い買い物ではありません。 「初めてのゲーミングPC」「予算を抑えて買い替えたい」「サブ機として用意したい」など、価格を最優先したい場面では、格安BTOは現実的な選択肢になります。
保証や構成内容の条件を理解したうえで選ぶなら、数万円浮いた予算をモニターやキーボード、マウスといった周辺機器に回すこともできます。
「安心感を最優先するなら大手BTO、価格を最優先するなら格安BTO」と整理しておくと、自分にとってどちらが合うか判断しやすくなります。

実際に当サイトのデータで言えば、OZgamingやMDL.makeを選ばれる方は20万円程度の価格帯に集中しています。30万以上になると安心感重視で大手が選ばれる傾向が強いです。
格安BTOメーカー
OZgaming

OZgamingは、セール時の価格と構成のバランスが強い格安BTOメーカーです。ただし、購入前に確認しておきたいのが納期と保証条件です。公式ガイドでは完全受注生産の案内があり、注文より5〜14営業日で発送と記載されています。
保証は本体が1年間で、初期不良保証期間(届け日から30日以内)の送料はOZgaming側が負担しますが、通常の保証適用時は原則として往復送料がユーザー負担になります。
価格を抑えつつ、セール構成で安いモデルを狙いたいという人におすすめです。
MDL.make

MDL.makeは、OZgamingと同等かやや高い格安BTOメーカーです。
保証は自然故障の無償修理保証が1年間。初期不良や輸送中の衝撃などが原因と見られる不具合も保証適用内に含まれると案内されています。
さらに、保証期間中の修理は往復送料をMDL.make側で負担する仕組みになっており、格安BTOの中では送料負担の面で安心しやすい部分があります。
大手BTOのような3年保証や24時間サポートを標準で求める人には物足りない部分もありますが、とにかく価格を抑えたいという人にはおすすめのメーカーです。
大手と比較する
![]() OZgaming | ![]() MDL.make | ![]() マウス | ![]() ドスパラ | ![]() パソコン工房 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 保証 | 最大3年保証 | 最大3年保証 | 標準3年保証 | 最大5年保証 | 最大4年保証 |
| サポート | LINE推奨 | 時間指定 | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 |
| 修理対応 | 1週間程度 | 7日~10日 | 72時間以内 | 1週間程度 | 1〜2週間程度 |
| 納期 | 5-14営業日 | 2〜5週間程度 | 3営業日~ | 最短翌日 | 1週間程度 |
| 初期不良 | 1週間 | 1週間 | 1ヶ月間 | 1週間 (アプリ登録で1ヶ月) | 2週間 |
| 実店舗 | なし | 2店舗 | 8店舗 | 約40店舗 | 約65店舗 |
| リンク | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
格安BTOメーカーは価格の安さが魅力ですが、大手BTOと比べると保証期間、修理時の対応、納期、サポート体制に違いがあります。
まとめ
格安BTOメーカーは、「やめとけ」と言われることもありますが、性能が低いわけではないです。
CPUやGPUといった主要パーツは大手BTOと共通の市販品で、Ryzen 7 5700X×RTX 5060のような人気構成であれば、フルHDで人気ゲームを快適に遊べる性能はしっかり確保されています。
価格を最優先するなら格安BTO、安心感で選ぶなら大手BTOという選び方で、自分にとってどちらが合うかを判断しましょう。






