ゲーミングPCのメモリの役割は、処理に必要なデータを記憶しておく役割があります。
メモリはゲームでは少なすぎるとカクツキに影響を与えたり、ゲームが落ちてしまったりする原因ともなります。なので、多ければ良いのですがあまり多すぎてもコスパが悪い場合もあります。
ゲーミングPCに必要なメモリの目安や、ゲームタイトルの推奨メモリについても解説しています。
メモリは机の広さのようなもの
パソコンの例えとしてよく用いられるのがCPUは脳みそ。メモリは机のようなものという例えがあります。
机が広いと書類をたくさん机の上に置く事が出来ますが、机が狭いと書類をたくさん置く事が出来ない。
メモリも同じように容量が多ければたくさんのデータを展開する事ができますが、容量が少ないとデータはあまり読み込めないという事になります。
ゲーミングPCのメモリの目安
容量 | 用途 |
---|---|
8GB | メモリ消費が少ないゲーム用途 |
16GB | ゲーム用途におすすめ |
32GB以上 | メモリ消費が多いゲーム用途 画像編集・動画編集・実況配信を想定した用途 |
ゲーミングPCのメモリの目安は16GBでしょう。
8GBでも動作するタイトルもありますが、推奨動作要件に記載されている最新ゲームでは、16GBあると多くの推奨動作環境を満たすので「16GBが目安」になります。
最新ゲームのメモリをチェックしたい方は「ゲーム推奨スペック」のカテゴリーから、最新ゲームの推奨スペック記事をチェック出来るので、気になる方は見てみて下さい。
メモリ8GBが推奨のゲームソフト
タイトル | 推奨メモリ容量 |
---|---|
Apex Legends | 8GB |
マインクラフト | 8GB |
FF14 | 8GB |
CCFF7リユニオン | 8GB |
メモリ8GBでは足りないゲームソフトがありますが、8GBでも動作するタイトルもあります。一例としてマインクラフトのメモリ容量を見ていきましょう。
マインクラフトに影modを適用させて描画距離を32にした状態で計測すると「5.8GB」でした。なので、メモリ消費があまり多くないようなゲームの場合には、8GBで十分快適に動作します。
メモリ16GBが推奨のゲームソフト
タイトル | 推奨メモリ容量 |
---|---|
FF15 | 16GB |
PSO2:NGS | 16GB |
エルデンリング | 16GB |
ストリートファイター6 | 16GB |
メモリ16GBあれば多くのPCゲームのメモリ容量を満たします。一例としてFF15のメモリ容量を見ていきましょう。
フルHD最高設定だとメモリはゲーム開始時から既に8.7GBです。ちなみに4Kだと開始時で既に9.6GBでした。
8GB搭載モデルだとゲーム中に落ちてしまう場合もあったので、メモリは16GBが推奨されているゲームタイトルは16GB搭載のゲーミングPCが必要です。
メモリ32GBが推奨のゲームソフト
タイトル | 設定 |
---|---|
FORSPOKEN | 4K推奨 |
Microsoft Flight Simulator | 理想スペック |
サイバーパンク2077 | フルHDレイトレで20GB推奨 |
黒い砂漠 | HIGH設定 |
フォートナイト | レイトレーシングありの最高画質 |
スパイダーマン リマスター | 4K / 最高設定 / レイトレーシング |
メモリ32GBが推奨のゲームは、レイトレーシングの高画質設定や高解像度の場合に必要になるタイトルがあります。
サイバーパンク2077のレイトレーシングの推奨スペックでは、フルHD解像度でも20GB推奨になっているので32GB搭載モデルがおすすめです。
画質設定を下げればメモリ16GBで動作するので、必ずしも32GBが必要とも言い切れませんが、4K解像度やゲーム内最高画質を求める方は32GBがおすすめです。
画像編集ソフト
画像編集では16GBでも動作しますが、32GBあると快適な作業環境になるのでおすすめです。
管理人はPhotoshopをよく用いるのですが、16GBだと他のソフトウェアを多重起動していると辛いです。
編集作業中にカクカクと動作が重くなってしまうので、他のソフトウェアを落とさないといけなくなりますが、32GBだと快適な作業を行えています。
動画編集ソフト
ゲーム実況プレイ動画を作りたいといった場合に、動画編集ソフトで巨大なデータを扱って編集するとなると、さらに大容量のメモリを搭載しても無駄にはならないと思います。
動画編集も他のアプリケーションを起動していると重くなる事もあるので、余裕を持って選びましょう。
おすすめの画像編集ソフトや動画編集ソフトについてはこちらの記事で書いているので、参考にしてみて下さい。
メモリが不足するとどうなる?
メモリの容量が不足すると、何かしらの要因でゲームが落ちてしまうケースや、動作が不安定になる事が考えられます。
例としてFF15をメモリ8GBでプレイした時には、最低設定にしてもゲーム自体が落ちてしまいました。
メモリ不足の場合にはプレイする事が困難になるので、16GB以上を搭載したゲーミングPCがおすすめです。
メモリはカスタマイズするより標準構成がお得
- メモリ16GB搭載モデル:239,800円
- メモリ32GB搭載モデル:249,800円
- メモリ16GBからメモリ32GBにカスタマイズした場合:255,200円
例として16GB搭載モデルと、メモリ32GB搭載モデル、メモリ16GBからメモリ32GBにカスタマイズしたモデルの価格を見ていきましょう。
見比べるとカスタマイズするより、標準32GB構成の方がお得になります。更に言うならストレージの容量もメモリ32GB搭載モデルの方が多かったので、実はパソコン購入ではカスタマイズするより標準構成がお得な場合が多いです。
なので、メモリ32GBが欲しい方は最初から32GB搭載モデルを狙っていくのがお得に買うコツになります。
まとめ
快適にゲームをプレイできるので、ゲーミングPCのメモリ容量は16GB以上がおすすめです。
8GBだと遊べるゲームが限定されてしまうので、特定のゲームをやりたいという目的がある方や、予算的にどうしても厳しいという方向けです。
最高画質や高解像度など画質設定を上げて快適に動作させたい方や、動画編集を考えている方は余裕を持って32GBがおすすめになります。