
Microsoft Flight Simulator 2024はリアルなグラフィックの魅力が際立つ、フライトシュミレーターです。
Microsoft Flight Simulator 2024はPC負荷が非常に高いタイトルで、快適に遊ぶなら「RTX 4070以上」のグラボが推奨になります。これから新しくPCを買うなら、最新の「RTX 5070」搭載モデルを選んでおくと高画質設定でも安定してプレイできます。
Microsoft Flight Simulator 2024の推奨スペックとおすすめのゲーミングPCの紹介をしていきます。
▼ おすすめゲーミングPC3選
Microsoft Flight Simulator 2024の特徴と魅力

『Microsoft Flight Simulator 2024』は、地球全体をデジタルツイン(現実の地球を丸ごとデータ化して再現したもの)として再現した圧倒的なスケールとリアリティが特徴のフライトシミュレーターです。
航空力学や気象などの物理シミュレーションが大幅に強化され、機体ごとの挙動や空気の流れまで精密に再現されています。
地形・雲・水面表現も向上し、世界中の都市や自然環境をよりリアルな映像で楽しめるようになりました。
本作では消防、救助、農業飛行、空中建設など、多彩なキャリアミッションにも挑戦でき、旅客機からヘリ、eVTOL(電動垂直離着陸機)まで最大125機の航空機が登場。観光飛行から本格訓練まで幅広い遊び方が可能です。

さらに、日本の名所67カ所の3Dモデル追加や、最新の航空/船舶/野生動物のライブデータも反映され、世界が生きている感覚を味わえるのも魅力となっています。
必要スペック

| 必要スペック | |
|---|---|
| OS | Windows 10(最新のアップデート) |
| DIRECT X バージョン | DX12 |
| CPU | AMD Ryzen 2600X Intel Core i7-6800K |
| メモリ | 16GB |
| GPU | GeForce GTX 970 Radeon RX 5700 |
| VRAM | 4 GB |
| ストレージ | 50 GB |
| 帯域幅 | 10 Mbps |
『Microsoft Flight Simulator 2024』の最低限の動作環境の目安になります。
必要スペックでは快適にプレイ出来ない事が多いので推奨動作環境以上の性能をおすすめします。
推奨スペック
| 推奨スペック | |
|---|---|
| OS | Windows 10(最新のアップデート) |
| DIRECT X バージョン | DX12 |
| CPU | AMD Ryzen 7 2700X Intel Core i7-10700K |
| メモリ | 32 GB |
| GPU | GeForce RTX 2080 Radeon RX 5700 XT |
| VRAM | 8GB |
| ストレージ | 50 GB |
| 帯域幅 | 50Mbps |
ゲームが快適に動作する指標のようなものが推奨スペックと呼ばれます。各種ゲームタイトルの推奨スペックについてはこちらでまとめています。
『Microsoft Flight Simulator 2024』を快適にプレイするには、RTX 2080以上を搭載したゲーミングPCが推奨です。
理想スペック(4K)
| 理想推奨スペック | |
|---|---|
| OS | Windows 10(最新のアップデート) |
| DIRECT X バージョン | DX12 |
| CPU | AMD Ryzen 9 7900X Intel Core i7-14700K |
| メモリ | 64 GB |
| GPU | GeForce RTX 4080 Radeon RX 7900 XT |
| VRAM | 12 GB |
| ストレージ | 50 GB |
| 帯域幅 | 100 Mbps |
理想スペック(4K解像度)の推奨環境になります。高解像度でプレイする方はこちらの表を参考にしてみて下さい。
Microsoft Flight Simulator 2024を快適に遊ぶためのPCスペック解説

CPUの性能目安
必要スペックに挙げられている「Core i7-6800K」「Ryzen 2600X」は6コアCPUでで、ゲームを最低限動かせるレベルです。
推奨スペックでは「Core i7-10700K(8コア)」や「Ryzen 7 2700X(8コア)」が指定されています。これからPCを選ぶなら8コア以上のCore i7 / Ryzen 7以上が推奨です。
メモリ容量の目安
Microsoft Flight Simulator 2024のメモリは32GBでも動作しますが、高解像度で安定性を重視するなら推奨されているので64GBのほうが安心です。メモリに余裕があるほど、読み込みやゲームの動作がスムーズになります。
グラフィック(GPU)の性能目安
推奨環境ではRTX 2080以上が推奨スペックになっています。ゲーミングPCの性能を客観的に評価する指標として3DMARKが役立ちます。
これを基準にすると『Microsoft Flight Simulator 2024』の推奨動作環境を満たすには、現在販売されているモデルでRTX 5050以上が目安となります。
最低動作環境としてはGTX 970が指定されているため、ひとまず起動はできますが、快適とは言えず実用面では大きな制限があります。そのため、安定して遊ぶならより高性能なGPUを選ぶのがおすすめです。
ストレージ容量の目安
ストレージの必要容量は50 GBです。カクつき抑制とロード時間の短縮のため、HDDではなくSSDが推奨です。
Microsoft Flight Simulator 2024のグラボ別FPS
ネイティブ解像度(DLSS/FSRオフ)
![]() | |||
| GPU | 4K 3840×2160 | WQHD 2560×1440 | フルHD 1920×1080 |
|---|---|---|---|
| RTX 4090 | 39 FPS | 37 FPS | 37 FPS |
| RTX 4080 | 35 FPS | 36 FPS | 37 FPS |
| RTX 4070 Ti SUPER | 31 FPS | 36 FPS | 37 FPS |
| RTX 4070 SUPER | 24 FPS | 35 FPS | 37 FPS |
| RTX 4070 | 23 FPS | 34 FPS | 37 FPS |
| RTX 4060 Ti | 9 FPS | 15 FPS | 20 FPS |
| RTX 4060 | 8 FPS | 11 FPS | 20 FPS |
ネイティブ解像度で最高画質:60fpsを達成するグラフィックスボードはありませんでした。
30fpsを達成したのはフルHDならRTX 4070以上、4K解像度ならRTX 4070 Ti SUPER以上という結果になりました。
DLSS
| GPU | 4K 3840×2160 | WQHD 2560×1440 | フルHD 1920×1080 |
|---|---|---|---|
| RTX 4090 | 39 FPS | 38 FPS | 38 FPS |
| RTX 4080 | 38 FPS | 39 FPS | 38 FPS |
| RTX 4070 Ti SUPER | 38 FPS | 38 FPS | 38 FPS |
| RTX 4070 SUPER | 31 FPS | 38 FPS | 38 FPS |
| RTX 4070 | 28 FPS | 38 FPS | 37 FPS |
| RTX 4060 Ti | 14 FPS | 18 FPS | 20 FPS |
| RTX 4060 | 11 FPS | 16 FPS | 20 FPS |
続いてアップスケーリングの比較をしました。DLSSの各解像度における設定は4Kパフォーマンス/WQHDバランス/フルHD品質になります。以下も同様です。
ネイティブ解像度とあまり変わらない数値感ですが、4K解像度の伸びが良いのが特徴的でした。
DLSS+フレーム生成
| GPU | 4K 3840×2160 | WQHD 2560×1440 | フルHD 1920×1080 |
|---|---|---|---|
| RTX 4090 | 77 FPS | 79 FPS | 77 FPS |
| RTX 4080 | 75 FPS | 78 FPS | 78 FPS |
| RTX 4070 Ti SUPER | 65 FPS | 75 FPS | 76 FPS |
| RTX 4070 SUPER | 62 FPS | 70 FPS | 75 FPS |
| RTX 4070 | 57 FPS | 68 FPS | 72 FPS |
| RTX 4060 Ti | 19 FPS | 32 FPS | 44 FPS |
| RTX 4060 | 18 FPS | 26 FPS | 37 FPS |
最後にフレーム生成を加えたパフォーマンス重視の設定です。フルHDとWQHDの両方においてRTX 4070以上が60fpsを達成。4K解像度はRTX 4070 SUPERで達成しています。
Microsoft Flight Simulator 2024におすすめのゲーミングPC

Microsoft Flight Simulator 2024におすすめのゲーミングPCをご紹介します。
Microsoft Flight Simulator 2024を最高画質で快適に楽しむなら、RTX 5070以上のグラフィックカードを搭載したモデルがおすすめです。
コストを抑えて遊びたい方は、推奨動作要件を満たすRTX 5060以上のモデルも候補になります。
NEXTGEAR JG-A7G6T

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7700 |
| グラフィック | RTX 5060 Ti(16GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミニタワー |
| 価格 | 19万円台~ |
NEXTGEAR JG-A7G6Tは、CPUに性能重視モデル「Ryzen 7 7700」を搭載し、高性能グラフィクス「GeForce RTX 5060 Ti」を採用。
CPUに8コア以上が必要というタイトルが登場しているため、8コア搭載のRyzen 7 7700はコスパも良くおすすめ。RTX 5060 TiはDLSS 4対応&VRAM 16GB搭載で将来性も高い。
標準で水冷CPUクーラー搭載で冷却性能も高い。性能と価格のバランスが取れた構成で、コスパ重視のゲーマーにおすすめです。

NEXTGEAR JG-A7G70

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7800X3D |
| グラフィック | RTX 5070(12GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミニタワー |
| 価格 | 23万円台~ |
\ ゲーミングマウスが貰える /
「NEXTGEAR JG-A7G70」は、CPUにゲーム特化型のCPU「Ryzen 7 7800X3D」を搭載して高フレームレートが期待出来ます。
CPU性能が高いのでタイトルによっては数十FPS変わる場合も。対戦ゲームなどでフレームレートを稼ぎたい方におすすめです。
グラフィックスボードにはNVIDIAの「GeForce RTX 5070」を搭載しているので、ほとんどのゲームがWQHD解像度や高FPSで快適に遊べます。

GALLERIA XPC7A-R57T-WL

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 265F |
| グラフィック | RTX 5070 Ti(16GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミドルタワー |
| 価格 | 35万円台~ |
「GALLERIA XPC7A-R57T-WL」は、CPUに性能重視モデル「Core Ultra 7 265F(20コア/20スレッド)」を搭載し、高性能グラフィクス「GeForce RTX 5070 Ti」を採用。ハイエンド志向のデスクトップゲーミングPCです。
最新ゲームを高画質設定で楽しめるのはもちろん、WQHDから4K環境も視野に入る性能。さらにマルチタスクや映像編集などのクリエイティブ用途にも余裕を持って対応できます。
配信者やクリエイターにとっても理想的な一台です。安定のガレリアで使い勝手も極めて良好。

G TUNE FG-A7G80

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D |
| グラフィック | RTX 5080(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 2TB NVMe SSD |
| ケース | フルタワー |
| 価格 | 46万円台~ |
\ セールで60,000円 OFF /
「G TUNE FG-A7G80」は、圧倒的ゲーム性能の「Ryzen 7 9800X3D」&最新のハイエンドグラフィクス「RTX 5080」搭載。
32GBメモリと2TB NVMe Gen4×4 SSDを標準装備し、重厚なゲームやマルチタスクも余裕でこなせます。
筐体設計は冷却性能に優れ、前面スリットからのエアフローを活かせる構造に加え、最大7基の空冷ファンや360mm水冷ラジエーター×2の搭載が可能な余裕を備えています。
ベンチマークでもその性能は圧倒的で、4K解像度の最重量級ゲームも快適に楽しめる性能を持っています。

ゲーム体験を決める画質とフレームレートの3要素を解説

- グラフィック設定:高画質だと重くなり、低画質だと軽くなる=画質とフレームレートはトレードオフ
- アップスケーリング:低解像度の映像を高解像度に変換する技術で、画質を維持しフレームレートを向上。関連技術:NVIDIA DLSS / AMD FSR / Intel XeSS / TSR
- フレーム生成:AIを活用し中間フレームを生成して挿入する事でフレームレートを向上させる技術。関連技術: NVIDIA DLSSのAI、AMD FSRもAIを活用
ゲームを快適に動作する指標として重要なのは快適なフレームレートと画質です。
グラフィック設定を高めるとリッチな映像になりますが、その分スペックが必要になります。PCでは設定を調整する事が出来るので画質設定を下げるとフレームレートが向上します。
アップスケーリングを有効にすると画質を維持したままフレームレートを向上してくれます。特に4Kなどの高解像度を使用する方は有効にしよう。

そして、AIを活用したフレームレートを向上させる技術が最新ゲームでは登場。「Microsoft Flight Simulator 2024」もフレーム生成技術に対応しています。
この3つの要素を重視する事で、画質を維持しながらフレームレートを向上できます。
- 解像度は3つ(4K / WQHD / フルHD)
- グラフィックス設定は最高画質のみ
- アップスケーリング&生成は3種類
当サイトでは分かりやすさや、ユーザーが設定しやすい設定を絞って以上の要件で計測を行っています。
最高画質のみに絞った理由を解説
最高画質のみに絞る理由は、推奨スペックに「推奨とされる画質の推奨スペック」や「ゲームを遊ぶためには最低限このハードウェアが必要になるという必要画質の推奨スペック」が既に記載されているためです。
メーカーさんが推奨スペックに記載しているので、不確かな推奨スペックを公表する事は極めて考えにくいです。(する意味も分からないですし…)
注意点としては、将来的なアップデートで重くなる場合もあるので、ゲーミングPCの購入時には少し余裕を持ったスペック選びがおすすめです。
- 必要スペック:ギリギリ動く
- 推奨スペック:快適に動く
- 最高画質で快適に動く:???
必要スペックは最低限動くスペック指標なので、今持っているPCでとりあえず動かしたい方には参考になる指標です。
推奨スペックは、ある程度の高画質で快適に動作する事が見込めます。
ただ、推奨要件に記載されていないフルHDやWQHDなどの最高画質ではどの程度のスペックが必要になるのか?という点については記載されていないので、最高の画質を体験出来るスペック情報について知りたい方は『???』となってしまうので、最高画質設定のみに絞っています。

「Microsoft Flight Simulator 2024」の最高画質と最低画質の比較。最高画質はPCゲーマーの一つの目標です。
PCゲーマーの中には最高画質を目標にしてPCの買い替えを検討する方もいるので、最高画質には「指標」や「基準」という意味のベンチマーク的な意味合いがあると個人的には思います。特に大作ゲームを指標にPCを買い替える方は多いでしょう。
アップスケーリングと生成を3パターンに分けた基準とその理由

アップスケーリングとフレーム生成を組み合わせた数値を計測する場合には、数が多くなってしまうので以下の3つに絞っています。
具体的な計算方法などは割愛しますが、全ての数値を普通に計測した場合には2700回計測が必要という試算が出たので、計測する人も見る人も時間の無駄なので要点だけに絞っています。
- ネイティブ解像度(DLSS/FSRオフ)
- DLSS(4Kパフォーマンス/WQHDバランス/フルHD品質)
- DLSS+フレーム生成
アップスケーリングとフレーム生成は3つに分けて計測しています。
アップスケーリングやフレーム生成を画質比較してもネイティブとほぼ遜色無いので、単純にフレームレートが高いという認識でOKです。
ネイティブ解像度が最も低フレームレートの設定で、DLSS+フレーム生成が最も高フレームレートの設定です。
アップデートや何かしらの不具合でフレーム生成が効かないなどの可能性や、単純にネイティブ解像度のフレームレートが知りたい方が多いと思いますのでネイティブ解像度は外せないと考えました。
ネイティブ解像度はDLAAやNative AAを単体で動作させた時も同等クラスのフレームレート数値になるので、そちらを有効にされる方は参考にしてみて下さい。(Microsoft Flight Simulator 2024ではDLAAのみ対応)
DLSSは設定が複数ありますが、画質とパフォーマンスを重視したそれぞれの解像度に応じた設定というイメージで捉えて下さい。
DLSS+フレーム生成は最もパフォーマンスを重視した設定というイメージです。特にこだわりが無い場合にはDLSS+フレーム生成運用をおすすめします。
Microsoft Flight Simulator 2024に関するよくある質問

まとめ

『Microsoft Flight Simulator 2024』は、最初は操作が難しく感じますが、慣れてくるほど世界を飛び回る楽しさが広がり、何度も離陸したくなる魅力があります。
スペック面では、重いタイトルのため最高画質で快適に遊ぶならRTX 5070以上のゲーミングPCがおすすめです。
圧倒的なグラフィックとリアルな気象表現による空を飛ぶ体験は本作ならでは。地球の空を自由に飛んでみてください。















