
オープンワールドアクションRPG『サイバーパンク2077(Cyberpunk 2077)』をPCで快適にプレイするための必要スペックと推奨スペック、そしてグラボ別fpsを計測しています。
どの程度のスペックがあればサイバーパンク2077は快適に動作するのか、MODを入れて快適なスペックは?など最新パーツを基準にしたおすすめのゲーミングPCもご紹介。
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サイバーパンク2077の特徴
- 作り込まれたサイバーパンクな世界観が魅力
- 無制限フレームレート&4K / HDR対応
- ウルトラワイドディスプレイ対応
- レイトレーシング対応
- NVIDIA DLSS / FSR対応
サイバーパンク2077は架空の2077年の巨大都市ナイトシティが舞台で、どこに行くのも自由なオープンワールドが採用されています。
近未来世界を描いた圧倒的に作り込まれたサイバーパンクな世界観が魅力です。
フレームレートのアンロックや4K解像度かつHDR対応、21:9のウルトラワイドワイドにも対応しているタイトルです。

最先端のリアルなグラフィックスを実現する「レイトレーシング」にも対応し、画質を損なわずフレームレートを向上するAIレンダリング技術「NVIDIA DLSS」にも対応しています。
PCでサイバーパンク2077を遊ぶメリット

PC版は、家庭用ゲーム機よりも圧倒的に高画質・高fpsで楽しめるのが最大の魅力です。ネイティブ4Kや高品質レイトレーシングに対応し、街の光や反射が段違いに美しくなります。
さらに、MODで自由にカスタムできるのもPCだけの強み。UI改善や見た目変更など、自分好みの世界に作り変えられます。
また、PC版は国内規制が少なく、オリジナルに近い表現をそのまま楽しめる点も大きなメリット。総合的に、サイバーパンク2077の世界を最高の形で味わいたいなら、PC版一択と言えます。
必要スペックと推奨スペック

| 必要動作環境 | 推奨動作環境 | ウルトラ | |
|---|---|---|---|
| 解像度 | 1080p / 30 FPS | 1080p / 60 FPS | 2160p / 60 FPS |
| 画質 | 低 | 高 | ウルトラ |
| OS | Windows 10(64ビット) | ||
| CPU | Core i7-6700 Ryzen 5 1600 | Core i7-12700 Ryzen 7 7800X | Core i9-12900 Ryzen 9 7900X |
| GPU | GeForce GTX 1060 Radeon RX 580 Arc A380 | GeForce RTX 2060 SUPER Radeon RX 5700XT Arc A770 | GeForce RTX 3080 Ryzen 9 7900XTX |
| VRAM | 6GB | 8GB | 12GB |
| メモリ | 12GB | 16GB | 20GB |
| ストレージ | 70GB SSD | 70GB SSD | 70GB NVMe SSD |
サイバーパンク2077の必要スペックと推奨スペックを見ていきましょう。
必要スペックでは快適にプレイ出来ない事が多いので、推奨動作環境以上の性能がおすすめです。
フルHD / 60fpsでプレイしたい方はRTX 2060 SUPER以上が推奨スペックとなっています。4K解像度 / 60fpsでプレイしたい方はRTX 3080以上が推奨スペックになります。
レイトレーシングの推奨スペック
| RT 最小要件 | RT 推奨要件 | RT オーバードライブ | |
|---|---|---|---|
| 解像度 | 1080p / 30 fps | 1080p / 60 fps | 2160p / 60 fps |
| 画質 | RT 低 | RT ウルトラ | RT オーバードライブ |
| OS | Windows 10(64ビット) | ||
| CPU | Core i7-9700 Ryzen 5 5600 | Core i9-12900 Ryzen 7 7900X | Core i9-12900 Ryzen 9 7900X |
| GPU | GeForce RTX 2060 Radeon RX 6800 XT Arc 750 | GeForce RTX 3080 Ti Radeon RX 7900 XTX | RTX 4080 |
| VRAM | 8GB | 12GB | 16GB |
| メモリ | 16GB | 20GB | 24GB |
| ストレージ | 70GB SSD | 70GB SSD | 70GB NVMe SSD |
「レイトレーシング」は光の物理的挙動をシミュレートして最先端のリアルなグラフィックスを実現する技術です。
レイトレーシングを本格的に体験したい方はRTXグラフィックスボード搭載のゲーミングPCが必要です。
グラフィックスは『リアルタイムレイトレーシング対応』『NVIDIA DLSS対応』『NVIDIA Reflex対応』になるので、様々なゲームを快適に動作させたい方は最新のRTXグラフィックスがおすすめです。

「GTX 1660~GTX 1660 Ti」で「サイバーパンク2077」のレイトレーシングを有効にする事は可能ですが、RTコアを持っていないので、レイトレーシングのパフォーマンスに期待する事が出来ません。
RTX 40シリーズではNVIDIA DLSS 3に対応、RTX 50シリーズではNVIDIA DLSS 4に対応しているので、大幅にフレームレートを向上させる事が可能です。
メモリ容量とVRAM容量には注意

レイトレーシングのフルHDの推奨メモリが20GBなので、レイトレーシングを本格的に楽しみたい方は32GBにカスタマイズ推奨です。
また、ビデオメモリの容量もレイトレ:ウルトラで12GBとなっています。推奨ではRTX 3080 Ti(12GB)が指定されています。4K解像度ではRTX 4080(16GB)となっています。
サイバーパンク2077に必要なGPU性能を解説(3DMark比較)
推奨環境ではRTX 2060 SUPER以上が推奨スペックになっています。ゲーミングPCの性能を客観的に評価する指標として3DMARKが役立ちます。
これを基準にすると『サイバーパンク2077』の推奨動作環境を満たすには、現行モデルでRTX 5050以上が目安となります。
レイトレーシングの推奨スペックを満たすには、現行モデルで『RTX 5070』以上が目安になります。
必要スペックとしてはGTX 1060が指定されているので、ひとまず動かせる最低限の環境としてはGTX 1060以上のグラフィックスボードを搭載したゲーミングPCが必要になります。
NVIDIA DLSSについて
| 解像度 | DLSS設定 |
|---|---|
| 4K | パフォーマンス |
| WQHD | バランス |
| フルHD | クオリティ |
NVIDIA DLSSを利用するには、「GeForce RTXシリーズ」のグラフィックスボードが必要です。
NVIDIA DLSSには設定が4つあります。解像度別の推奨設定を調査しました。
NVIDIA DLSSを「自動」に設定した際のフレームレームレートと、任意でそれぞれ設定した際のフレームレートが同じになる設定が以上になりました。
NVIDIA DLSSは基本的に有効にするのがおすすめです。画質を少しでも落としたくない方は「自動」から「クオリティ」に設定を変更しよう。

4K解像度で画質とfps(フレームレート)を維持するなら、パフォーマンス設定がおすすめです。
NVIDIA DLSSは画質とパフォーマンスで決める

画質「レイトレーシング:ウルトラ」
- クオリティ:最高画質
- バランス:画質とパフォーマンスのバランスに優れる
- パフォーマンス:パフォーマンス重視
- ウルトラパフォーマンス:パフォーマンス最重視
NVIDIA DLSSは、クオリティが最も画質が良い設定です。バランス、パフォーマンスと続き、ウルトラパフォーマンスが最もパフォーマンス重視の設定です。
NVIDA DLSS 3はRTX 40シリーズが必要
2023年2月1日のアップデートで、PC版サイバーパンク2077に「NVIDIA DLSS 3」と「NVIDIA Reflex」が追加対応になりました。
NVIDA DLSS 3を利用するには、RTX 40シリーズのグラフィックスボードが必要です。NVIDA DLSS3は、フレーム生成機能が加えられており、画質を損なわずDLSSより更に高いパフォーマンスに期待出来る技術です。
NVIDA DLSS 4はRTX 50シリーズが必要
2025年1月23日にリリースされたパッチ2.21からサイバーパンク2077がNVIDIA DLSS 4(マルチフレーム生成)に対応。GeForce RTX 50シリーズ向けに最適化されました。
NVIDA DLSS 4を利用するには、RTX 50シリーズのグラフィックスボードが必要です。
サイバーパンク2077はウルトラワイドに対応している?

「サイバーパンク2077」はウルトラワイドモニターに対応しています。ウルトラワイドモニターのメリットは、ゲームプレイでの臨場感の向上や、一度に視認出来る情報量が多くなる利点があります。

「サイバーパンク2077」ベンチマーク

サイバーパンク2077のベンチマークを実行して各解像度でどの程度快適にプレイできるのかを実際に計測しました。
快適にプレイできる指標となる数値は60fpsで動作させる事です。60fpsだと実際にゲームをプレイした際に滑らかに動きます。
では早速見ていきましょう。
![]() | |||
|---|---|---|---|
| GPU | 4K 3840×2160 | WQHD 2560×1440 | フルHD 1920×1080 |
| RTX 4090 | 170 FPS | 271 FPS | 320 FPS |
| RTX 4080 | 137 FPS | 223 FPS | 292 FPS |
| RTX 4070 Ti SUPER | 114 FPS | 187 FPS | 250 FPS |
| RTX 4070 Ti | 103 FPS | 182 FPS | 248 FPS |
| RTX 4070 SUPER | 90 FPS | 169 FPS | 232 FPS |
| RTX 4070 | 70 FPS | 154 FPS | 199 FPS |
| RTX 4060 Ti | 47 FPS | 117 FPS | 160 FPS |
| RTX 4060 | 39 FPS | 91 FPS | 135 FPS |
| GTX 1660 SUPER | 23 FPS | 36 FPS | 55 FPS |
内蔵ベンチマークで計測|ウルトラ設定&DLSS:自動。フレーム生成を有効。 CPU:Core i7-14700KF、メモリ:32GB。GTX 1660 SUPERはFSR 2.1:自動。パッチ:2.11。
RTXグラフィックスはDLSS+フレーム生成を有効にして計測しています。RTX 40シリーズはフレーム生成(DLSS 3)に対応しているのが特徴です。
フレームレートを向上する機能なので、DLSSを有効にするのがおすすめです。
DLSSやFSRについてはこちらの記事で書いているので参考にしてみて下さい。
- フルHD/WQHD解像度:RTX 4060以上がおすすめ
- 4K解像度:RTX 4070以上がおすすめ
サイバーパンク2077におすすめのグラフィックス性能はこちらになります。
レイトレーシングのグラボ別fps(ベンチマーク)
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|---|---|---|---|
| GPU | 4K 3840×2160 | WQHD 2560×1440 | フルHD 1920×1080 |
| RTX 4090 | 108 FPS | 157 FPS | 190 FPS |
| RTX 4080 | 74 FPS | 123 FPS | 150 FPS |
| RTX 4070 Ti SUPER | 63 FPS | 106 FPS | 136 FPS |
| RTX 4070 Ti | 56 FPS | 99 FPS | 125 FPS |
| RTX 4070 SUPER | 53 FPS | 93 FPS | 123 FPS |
| RTX 4070 | 42 FPS | 78 FPS | 107 FPS |
| RTX 4060 Ti | 16 FPS | 30 FPS | 45 FPS |
| RTX 4060 | 13 FPS | 22 FPS | 42 FPS |
内蔵ベンチマークで計測|レイトレーシング:オーバードライブ設定&DLSS:自動。フレーム生成を有効。 CPU:Core i7-14700KF、メモリ:32GB。パッチ:2.11。
レイトレーシングプリセット最高画質「レイトレーシング:オーバードライブ(Ray Reconstruction含む)」で計測しています。レイトレーシングにDLSS(フレーム生成:自動)を入れてもかなり重いです。

サイバーパンク2077は、NVIDIA DLSS 3.5のレイトレーシングの画質を向上させる「Ray Reconstruction」対応ゲームです。
ビデオメモリの要件がかなり厳しく、フルHDの場合にはビデオメモリ12GB以上が推奨になります。
4Kの場合にはクオリティ設定にするとRTX 4070 Ti(12GB)でもカクツキます。ビデオメモリ容量の多いRTX 4070 Ti SUPER(16GB)以上のグラフィックスがおすすめです。
- フルHD / WQHD解像度:RTX 4070以上がおすすめ
- 4K解像度:RTX 4070 Ti SUPER以上がおすすめ
サイバーパンク2077のレイトレーシングにおすすめのグラフィックス性能はこちらになります。
「サイバーパンク2077」におすすめのゲーミングPC

「サイバーパンク2077」が快適に楽しめるおすすめのゲーミングPCをご紹介します。
NEXTGEAR JG-A7G6T

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 5700X |
| グラフィック | RTX 5060 Ti(16GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミニタワー |
| 価格 | 16万円台~ |
NEXTGEAR JG-A7G6Tは、CPUに性能重視モデル「Ryzen 7 5700X」を搭載し、高性能グラフィクス「GeForce RTX 5060 Ti」を採用。
CPUに8コア以上が必要というタイトルが登場しているため、8コア搭載のRyzen 7 5700Xはコスパも良くおすすめ。RTX 5060 TiはDLSS 4対応&VRAM 16GB搭載で将来性も高い。
性能と価格のバランスが取れた構成で、コスパ重視のゲーマーにおすすめです。

NEXTGEAR JG-A7G70

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7800X3D |
| グラフィック | RTX 5070(12GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミニタワー |
| 価格 | 23万円台~ |
\ ゲーミングマウスが貰える /
「NEXTGEAR JG-A7G70」は、CPUにゲーム特化型のCPU「Ryzen 7 7800X3D」を搭載して高フレームレートが期待出来ます。
CPU性能が高いのでタイトルによっては数十FPS変わる場合も。対戦ゲームなどでフレームレートを稼ぎたい方におすすめです。
グラフィックスボードにはNVIDIAの「GeForce RTX 5070」を搭載しているので、ほとんどのゲームがWQHD解像度や高FPSで快適に遊べます。

GALLERIA XPC7A-R57T-WL

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 265F |
| グラフィック | RTX 5070 Ti(16GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミドルタワー |
| 価格 | 33万円台~ |
「GALLERIA XPC7A-R57T-WL」は、CPUに性能重視モデル「Core Ultra 7 265F(20コア/20スレッド)」を搭載し、高性能グラフィクス「GeForce RTX 5070 Ti」を採用。ハイエンド志向のデスクトップゲーミングPCです。
最新ゲームを高画質設定で楽しめるのはもちろん、WQHDから4K環境も視野に入る性能。さらにマルチタスクや映像編集などのクリエイティブ用途にも余裕を持って対応できます。
配信者やクリエイターにとっても理想的な一台です。安定のガレリアで使い勝手も極めて良好。

G TUNE FZ-I7G80

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 265K |
| グラフィック | RTX 5080(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 2TB NVMe SSD |
| ケース | フルタワー |
| 価格 | 42万円台~ |
\ セールで80,000円 OFF /
「G TUNE FZ-I7G80」は、最新の高性能CPU「Core Ultra 7 265K」&最新のハイエンドグラフィクス「RTX 5080」搭載。
32GBメモリと2TB NVMe Gen4×4 SSDを標準装備し、重量級ゲームやマルチタスクも余裕でこなせます。
筐体設計は冷却性能に優れ、前面スリットからのエアフローを活かせる構造に加え、最大7基の空冷ファンや360mm水冷ラジエーター×2の搭載が可能な余裕を備えています。
ベンチマークでもその性能は圧倒的で、4K解像度の最重量級ゲームも快適に楽しめる性能を持っています。


サイバーパンク2077に関するよくある質問
まとめ
サイバーパンク2077は、PCで遊ぶことで世界観の魅力が一気に広がります。レイトレーシングで街の光がよりリアルに輝き、DLSSを使えば高画質のまま快適なfpsをキープできます。
さらに、PC版はMODにも対応しているので、見た目やプレイ環境を自分好みにカスタムできるのも大きな魅力です。
とくに最高画質で遊びたい人や、MODをしっかり楽しみたい人は VRAM 12GB以上のグラボがおすすめ。メモリに余裕があるぶん、重いシーンでも安定して動きやすくなります。
これから始める人は、推奨スペックを満たしたPCを選べばまず失敗しません。ぜひPC版ならではの快適な環境で、ナイトシティの世界に思いきり浸ってください。


















