
GeForce RTX 5070 Ti(ノート)のゲーム性能をベンチマークや実際のゲームで動かして、どの位快適に動作可能なのかをチェックしました。
計測したタイトルは以下の目次からチェック可能です。
スペック

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 9 275HX |
| グラフィック | RTX 5070 Ti(12GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD~ |
| 液晶 | 16型 2560×1600 WQXGA(300Hz) |
| 無線 | Wi-Fi 7 |
| 重量 | 約2.58kg |
使用PCスペックになります。マウスコンピューター様よりお貸しいただいた 「G TUNE H6-I9G7TBK-C」 を使用しています。
ゲームのベンチマークをチェック
ゲームのベンチマークテストやFPS計測時の平均フレームレートをテストしました。掲載順はWQHDを基準として最高画質の重さ順にしています。
サイバーパンク2077

| 解像度 | 設定 | FPS / DLSS&生成 |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | レイトレ:オーバードライブ | 18 fps / 140 fps |
| フルHD 1920×1080 | レイトレ:オーバードライブ | 31 fps / 188 fps |
サイバーパンク2077のレイトレーシング:オーバードライブ設定は極めて重いです。
しかし、最新のRTX 50シリーズ搭載モデルなので、NVIDIA DLSS 4(マルチフレーム生成)対応でフレームレートを向上させる事が可能。マルチフレーム生成適用でWQHD/140fpsという結果でした。
黒神話:悟空

| 解像度 | 設定 | FPS / DLSS&生成 |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | 最高(DLAA) | 39 fps / 122 fps |
| フルHD 1920×1080 | 最高(DLAA) | 50 fps / 150 fps |
2024年発売の屈指の重さを誇る『黒神話:悟空』は、極めて美麗なグラフィックスが特徴のアクションゲームです。極めて重いゲームですが、フレーム生成適用で高フレームレートが期待出来ます。
Cities: Skylines II

| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | 高 | 45 FPS |
| 最低 | 95 FPS | |
| フルHD 1920×1080 | 高 | 54 FPS |
| 最低 | 100 FPS |
『Cities: Skylines II』は、最重量級クラスの都市建設シミュレーションゲーム。WQHD/最高画質で30fpsを大きく超えるパフォーマンスを記録。大規模都市の建設も視野に入る性能を持っています。
エルデンリング

| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | レイトレ最高 | 55 FPS |
| 最高 | 60 FPS | |
| フルHD 1920×1080 | レイトレ最高 | 59 FPS |
| 最高 | 60 FPS |
『エルデンリング』は、WQHDレイトレ最高画質ではわずかに60 fpsを割っていましたが、十分快適に楽しめる性能を持っています。
プロ野球スピリッツ2024-2025

| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | 最高 | 60 fps |
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 60 fps |
スポーツゲームの中でも推奨スペックが高めの『プロ野球スピリッツ2024-2025』。RTX 3060 Ti推奨のゲームですが、WQHD解像度でも高画質&非常にスムーズな描画で楽しめます。
モンスターハンターワイルズ

| 解像度 | 設定 | FPS / DLSS&生成 |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | ウルトラ | 67 fps / 178 fps |
| フルHD 1920×1080 | ウルトラ | 81 fps / 203 fps |
2025年発売の最新アクションゲーム『モンスターハンターワイルズ』は、WQHD/最高画質で67fpsを記録しました。WQHD解像度でも快適です。
バトルフィールド6

| 解像度 | 設定 | FPS / DLSS&生成 |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | オーバーキル | 74 fps / 240 fps |
| フルHD 1920×1080 | オーバーキル | 111 fps / 354 fps |
『バトルフィールド6』は、最新の大規模戦闘FPSゲームです。WQHD解像度でも60fps超えのフレームレートを記録しています。フレーム生成を適用すればさらに高フレームレートが期待出来ます。
GTA5エンハンスト

| 解像度 | 設定 | FPS / DLSS&生成 |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | 最高値レイトレーシング | 75 fps / 232 fps |
| フルHD 1920×1080 | 最高値レイトレーシング | 97 fps / 343 fps |
『GTA5』は、オープンワールドゲームの代表的な作品です。WQHD解像度でも60fps超えのフレームレートを記録しています。
バイオハザード RE:4

| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| WQHD 2560×144 | 限界突破 | 86 fps |
| 画面品質重視 | 115 FPS | |
| フルHD 1920×1080 | 限界突破 | 91 FPS |
| 画面品質重視 | 121 FPS |
『バイオハザード RE:4』及び、RE:2以降のバイオハザードシリーズの最高画質の限界突破は極めてVRAM使用量の多いゲームとして知られています。
それでもWQHD解像度で高フレームレートを獲得。VRAM容量の多さのメリットが際立っています。
FF14 黄金のレガシー

| 解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | 最高 | 15206 / 111 fps【非常に快適】 |
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 21138 / 158 fps【非常に快適】 |
『ファイナルファンタジー14 黄金のレガシー』は、8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価になります。WQHD最高設定で「非常に快適」評価です。
ストリートファイター6

| 解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | 最高 | 100 / 59 fps、W:116 fps【快適】 |
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 100 / 59 fps、W:118 fps【快適】 |
『ストリートファイター6』は「90~100」スコアで「快適」評価です。フルHD解像度、WQHD解像度で「快適」に楽しめます。
FF15

| 解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | 高 | 7276 / 72 fps【快適】 |
| WQHD 2560×1440 | 高 | 12900 / 129 fps【非常に快適】 |
| フルHD 1920×1080 | 高 | 17425 / 174 fps【非常に快適】 |
『ファイナルファンタジー15』は、6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」評価になります。4K最高設定で「快適」評価です。
Forza Horizon 5

| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | MSAA 2X | 133 FPS |
| DLSS&生成 | 164 FPS | |
| フルHD 1920×1080 | MSAA 2X | 162 FPS |
| DLSS&生成 | 204 FPS |
『Forza Horizon 5』では最高画質でもWQHD/130 fpsを確保。滑らかな描画でレースゲームが楽しめます。
ApexLegends

| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | 最高 | 186 fps |
| 最低 | 251 fps | |
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 229 fps |
| 最低 | 264 fps |
人気FPSゲームの『ApexLegends』ではフルHD最高画質220fps前後、最低では260fps前後を記録しました。ApexLegendsも快適です。
レインボーシックス シージ

| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | ウルトラ+ | 271 fps |
| 低 | 426 fps | |
| フルHD 1920×1080 | ウルトラ+ | 333 fps |
| 低 | 442 fps |
人気FPSゲームの『レインボーシックスシージ』ではフルHD/最低画質で400 fpsオーバーを記録。ノートPCでこれは、圧倒的なパフォーマンスです。
PSO2:NGS

| 解像度 | 設定 | スコア / 評価 |
|---|---|---|
| WQHD 2560×1440 | ウルトラ | 28295【快適】 |
| フルHD 1920×1080 | ウルトラ | 43301【快適】 |
PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。WQHD最高設定で「快適」評価です。
3DMARKのベンチマーク結果
Steel Nomad

TimeSpy

3DMarkのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークテストです。
Port Royal、Speed Wayはレイトレーシングのパフォーマンスを計測するベンチマークテストです。
| 3D MARK | 項目 | スコア |
|---|---|---|
| Fire Strike | スコア | 35802 |
| Graphics Score | 43255 | |
| Physics Score | 46587 | |
| Combined Score | 13564 | |
| Time Spy | スコア | 17182 |
| Graphics Score | 17363 | |
| CPU Score | 16225 | |
| Port Royal | スコア | 11030 |
| Speed Way | スコア | 4519 |
| Steel Nomad | スコア | 3922 |
グラフィックス性能比較
RTX 5070 Ti(ノート)は、RTX 5080とRTX 5070の間の性能です。デスクトップで言えばRTX 5060 Tiを超える性能を持っており、重量級ゲームを最高画質で楽しめる性能を持っています。
GeForce RTX 5070 Ti(ノート)のスペック
| RTX 5080 | RTX 5070 Ti | RTX 5070 | |
|---|---|---|---|
| AI TOPS | 1334 | 992 | 798 |
| CUDAコア | 7680 | 5888 | 4608 |
| ブースト クロック | 1500 MHz | 1447 MHz | 1425 MHz |
| メモリ | 16 GB GDDR7 | 12 GB GDDR7 | 8 GB GDDR7 |
| メモリバス幅 | 256 bit | 192 bit | 128 bit |
| 消費電力 | 80 W | 60 W | 50 W |
GeForce RTX 5070 Ti(ノート)のスペックの特徴は、12 GBのビデオメモリを搭載し、RTX 50シリーズなので、NVIDIA DLSS 4(マルチフレーム生成)を利用可能なのがメリットになっています。
メモリバス幅もRTX 5070(ノート)より広く、デスクトップ版のRTX 5070に匹敵するバス幅を備えています。
GeForce RTX 5070 Ti(ノート)の性能まとめ
- WQHD解像度の重量級ゲームにおすすめの性能
- VRAM 12GBの余裕が最新ゲームで有効
GeForce RTX 5070 Ti(ノート)のゲーム性能としては、WQHD解像度の重量級ゲームを快適に動作する性能です。
最新のBlackwellアーキテクチャと12GB GDDR7メモリを搭載し、DLSSやレイトレーシングにも対応。多くのAAAタイトルを高画質で滑らかに動かせます。
特に最新タイトルではVRAM 12GBが大きな効果を発揮し、ノートPCで画質重視のゲーミング環境を求めるユーザーにとって、RTX 5070 Tiは最適な選択肢と言えるでしょう。











